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王毅外交部部長「中国は今後も国際情勢安定器の役割を果たす」
  ·   2017-03-08
タグ: 全人代;中日関係;政治
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王毅外交部部長

「中米双方は次なる両国元首・各レベルの交流を実現し、各分野の協力を広げるべく、効果的な意思疎通を図っている」。王毅外交部部長は3月8日、中国外交関連問題について記者の質問に答えた際、以上のように明かした。 

「中米はそれぞれ異なる制度と発展路線を選択した。中国は自らの社会制度と発展路線に自信を持っているし、当然ながら、米国が自身の国家をより良く建設することを喜ばしく思う」。王部長はこのように述べ、「中米両国の共通利益はますます広範になっている。両国はゼロサムゲームのような従来型の思考を超越し、共通利益のパイを絶えず大きくしていくべきであり、一方の成功をもう一方の損害の上に築くようなことをするべきではない」との考えを示した。 

「今年は中日国交正常化45周年であると同時に、『盧溝橋事件』80周年でもある。この2つの記念日は、平和と友好、戦争と対立という2つのまったく異なる道を体現している」。中日関係に言及した際、王部長はこのように述べ、「数十年後の今日でも、見たところ日本国内では一部の人々が依然として2つの道の間で揺れ動いている。この重要な年に、平和を愛するすべての日本の人々が国の進む方向をしっかり舵取りすることを中国は望んでいる。中国が絶えず発展し振興しているという事実を理性的に捉え、受け入れるべきだ」と語った。 

中日韓首脳会議について王部長は、「三国は互いに隣国であり、協力には極めて大きなニーズがあり、その余地も広い。これは必然の趨勢だ。しかし目下のところは、中日韓協力の健全な発展を阻む様々な問題をしっかりと処理し、中日韓首脳会議開催のために必要な条件を整えるべきなのではないか」との見方を示した。 

「現在、中韓関係に影響する最大の問題は、米韓が論議の的となっている終末高高度防衛ミサイルシステム(『THAAD』)の韓国への配備をあくまでも進めようとしていることだ」。王部長はこのように述べ、「『THAAD』の監視警報範囲は朝鮮半島をはるかに超えている。中国の戦略的安全を脅かす企みは誰の目にも明らかだ。従って『THAAD』導入は明らかに間違った選択であり、善隣の道に背くだけでなく、韓国をいっそう危険な立場に陥らせる可能性が高い」との考えを示した。 

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