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駐中国スイス大使「中瑞関係は常に『先例』を作ってきた」
本誌記者 于林涛  ·   2017-01-13  ·  ソース:
タグ: ダボス;スイス;政治
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2017年ダボス世界経済フォーラム年次総会の開催を前に、ジャン=ジャック・ド・ダルデル(Jean-Jacques de Dardel)駐中国スイス大使が本誌のインタビューに応じた。以下はインタビュー実録からの抜粋。

--中国・スイス自由貿易協定が中国とスイスの経済協力に果たす役割をどのように評価していますか?自由貿易協定はどのような面でスイスに利益をもたらしているのでしょうか?

中国・スイス自由貿易協定の目的は両国間の商品とサービス貿易を促進し、知的財産権保護と2国間経済交流における法的保障を強化して、持続可能な発展と2国間協力を推進することにある。両国経済には強い相互補完性があり、自由貿易協定を通じて、両国は本当のウィンウィンを実現することができる。

スイス企業がアジア、特に中国に輸出する商品は最早従来からの品目に限られず、日増しに多様化している。注目に値するのは、両国の自由貿易協定が実施されて以来、スイスの対中貿易が急成長したことだ。中国の統計によると、2016年の1~11月、スイスは中国の欧州における第7の貿易相手国となり、イタリアの次、スペインの前に位置している。スイスは中国の10番目の輸入相手国でもあり、欧州諸国ではドイツに次いで2位だった。

これまで15年で、スイスの中国における直接投資は力強く成長してきた。現在、中国には800社以上のスイス企業がある。それと同時に、中国のスイスにおける投資額とスイスの中国企業数も増え続けている。ますます多くの中国の企業家がスイスで事業を発展させることを望んでいる。

--2001年のWTO加盟以降、中国が市場経済の面で遂げた進展をどのように評価しますか?

中国はWTO加盟以来、経済が高度成長し、世界経済を牽引する機関車的存在となった。WTO加盟から3年目、つまり2004年に、中国は日本を抜いてアジア一の輸出国となり、2007年と2009年には相前後して米国とドイツを抜き、一躍世界最大の輸出国になった。中国の商品とサービスの輸入額もすさまじい勢いで成長した。現在、中国は世界第2の輸出先国である。

中国とスイスの経済交流は優れた成果を上げ、両国関係は一貫して力強く発展してきた。そのため、スイスが他の先進国に先んじて中国の市場経済地位を真っ先に認めたのは、決して不思議なことではない。同様の理由から、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(18期三中全会)以来、中国が打ち出してきた重要な経済改革措置が確実により大きな成果を中国経済にもたらすと信じている。

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