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新しい年を迎えたAIIBが世界に夢を与える
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鳩山由紀夫 · 2017-01-05 · ソース: |
タグ: AIIB;トランプ氏;政治 | 印刷 |
去年の9月に全体顧問会議に参加しました。私が申し上げたセクションは、現在の世界情勢の中で、AIIB(アジアインフラ投資銀行)がどのような役割を果たすべきか、そして現在の世界情勢を概括的に自分の意見で述べた上で、AIIBが歩むべき道のりを申し上げました。それは、グローバル社会の中で、逆にひずみが出て、ナショナリズムがむしろ盛んになりつつある。そして、テロを含め、戦争が未だに終わらず、混乱状態にある。こうしたテロや戦争の原因は、貧困から来るものが多い。したがって、平和のために貧困を撲滅させることが非常に重要である。そのためにも、私は習近平国家主席の一帯一路構想に基づいて、AIIBがインフラ整備を行うことは、重要な意味があり、それによって、ユーラシア大陸全体が、経済的により成長、発展し、それによってテロが起こらないような環境づくりができるのではないかと思います。経済を発展させ、連結させることによって、地域全体が平和になることが私は非常に重要だと思っているということを会議で申し上げました。
アメリカがAIIBに参加する可能性
世界情勢についてですが、トランプ氏がアメリカ大統領に当選したことにより、日本政府が遅きに失した感があります。トランプ氏がTPPからの離脱を表明したというのに、日本の衆議院ではTPP承認案が可決されました。
私はTPPは日本にとっても決してメリットがあるものではないと思っていましたから、トランプ大統領になって、真っ先にTPP離脱宣言をしてくることを大変好ましいことと考えています。なぜかと言うと、TPPは基本的にはグルーバルな企業を守る、育てるという方向ですが、それを助長することで先ほども言いましたが、色々な問題が起きてきて、ナショナリズムが巻き起こってきてしまっているということがありますから、これ以上グローバリズムが浸透し過ぎることは、基本的には良くない。少なくとも、トランプ大統領になって、TPP離脱を宣言され、TPPはアメリカがいなければ、発効しないことは明らかなのにも関わらず、日本が前のめりになってしまっていることは極めて不可思議な状況で、そこまで日本の政治がアメリカ追随であって良いのかと、アメリカの態度は変わっているのに、日本の態度は変わっていないのは、いかがなものかという気がします。
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