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BRICSに望まれる「協力の模範」確立
蘭辛珍  ·   2016-10-14
タグ: BRICS;インド;政治
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新興5カ国(BRICS)首脳会合は中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカが協力を強化するためのプラットフォームになっている。10月15日から16日にかけてインド・ゴアで開かれる第8回BRICS首脳会合に大きな期待が寄せられている。いかにBRICS諸国の影響力をさらに強化するか。いかに昨年ウファ・サミットで採択された「BRICS経済パートナー戦略」を踏まえて協力をさらに強化するか。いかにBRICS諸国が革新や民間の人的・文化的交流の分野における協力を強化するか。いかにBRICSと新興経済体の経済社会発展の方向を指し示すか。こうしたことが今回のサミットの重点となる。

2009年に開かれたBRICS首脳会合以来、新興5カ国は常に共通の関心事である広範な議題について合意してきた。BRICS諸国は国際関係における重要な力と国際システムの積極的な構築者になったと言える。

当面の国際情勢において、経済を中心に駆動する多極化発展は主要な特徴になっている。BRICS諸国は多極化発展の道を歩む上で自国の構想を持つべきだ。それはつまり、BRICS諸国利益共同体を作り上げることである。BRICS諸国利益共同体の構築は時代の進歩の流れに符合し、人々の幸福に適っているため、この問題について疑問を抱く必要はない。協力の強化は、BRICSが最も差し迫って取り込むべきことである。

BRICSは国連改革、第2次世界大戦の成果の維持、世界経済情勢、パレスチナ・イスラエル問題、イラン核問題、アフガニスタン問題、ウクライナ情勢など一連の重大な国際問題と地域問題について共通の立場を表し、BRICS新開発銀行、アジアインフラ投資銀行(AIIB)など経済建設分野で息の合った協力を展開している。重大な問題・分野の協力面で幅広い基礎があり、今後さらに踏み込んだ協力をするための条件が整っている。

中国も、G20杭州サミット開催期間に開かれたBRICS非公式首脳会合で、習近平国家主席が「中国はBRICS諸国とともに、各分野における実務的協力を深め、世界の平和を維持し、共同の発展を促進し、多元的な文明を発揚し、グローバル経済ガバナンスを強化する『四大パートナーシップ』の構築を推進する」との考えを示している。

現在、世界経済は新旧の原動力が転換しつつあり、回復が緩慢で力を欠いている。BRICS諸国が置かれている国際環境全体は安定的であるが、ブラジルとロシアは経済成長が苦境に陥り、世界主要経済体の保護貿易主義が台頭し、外部勢力がBRICS諸国の内政を干渉するなど、不安定要因も多発している。この背景の下、BRICS首脳会合で打ち出される「インドプラン」にも国際社会から大きな期待が寄せられている。

BRICS諸国が厳しい状況に左右されず、雑音に邪魔されることなく、困難に阻まれることなく、国際社会の「平和、成長、改革、文明」の協力の模範となることを望む。そうなれば、BRICS諸国は必ずさらに大きく発展するだろう。

「北京週報日本語版」2016年10月14日

BRICSに望まれる「協力の模範」確立--pekinshuho
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