ホーム >> 政治 >> 本文 |
外交部報道官、南・東中国海問題に関する日米豪声明について
|
· 2016-07-28 |
タグ: 南中国海;仲裁;政治 | 印刷 |
外交部(外務省)の陸慷報道官は27日、日本、米国、オーストラリアが共同声明で南中国海問題、東中国海問題に言及した事について、「正しい態度で南中国海問題を受けとめ、扱うよう関係国に促す」と述べた。
【記者】ラオスでASEAN関連外相会議に出席した日米豪の外相は25日の戦略対話後に共同声明を発表し、南中国海や東中国海の問題に言及したうえ、南中国海をめぐる争いに重大な懸念を表明した。これについてコメントは。
【陸報道官】報道に注意を払っている。中国側は南中国海仲裁裁判所の不法で無効な裁定を受け入れず、認めないとすでに繰り返し表明している。
この裁定は国連海洋法条約の与える権限を超え、国際法と仲裁の通常の実践に深刻に背いており、国際法を代表し得ない。この裁定を基礎とするいかなる主張、行動にも中国側は断固反対する。
しばらくの間というもの、日米豪は国際法を必ず口にしているが、実際には国際法に対する三国の姿勢は一貫して「都合が良ければ用い、都合が悪ければ退ける」という「ダブルスタンダード」であり、他国にあれこれ口出しする資格は全くない。
実際には、中国とASEAN諸国は「南中国海における関係国の行動宣言」という地域のルールをとっくに定めている。日米豪がいわゆる声明を発表した同じ日に、中国とASEAN10カ国の外相は「宣言」の全面的で有効な実行に関する共同声明を発表し、直接関係する主権国家の交渉と協議によって争いを平和的に解決することを重ねて表明した。
日米豪はいずれも南中国海問題の直接の当事国ではない。南中国海問題を正しい態度で受けとめ、扱い、南中国海の平和と安定の維持に向けた域内国の努力を的確に尊重し、アジア太平洋地域の平和・安定と繁栄のために正しい事をするよう関係国に促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年7月28日
|