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専門家「日本は対中認識に『両義性』、戦略的矛盾状態に」
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· 2016-07-22 |
タグ: 日本;対中認識;政治 | 印刷 |
もう1つの面は、経済分野にある。安倍首相は中国市場を一層十分に利用してアベノミクスを推し進められるように、中国とハイレベルの会談を行ない、日中両国の経済協力を一層強化する必要性を強調している。だが日本は自らが中国経済圏の片隅に追いやられ、東アジア経済における主導権を失うことを非常に懸念している。このため、アジアインフラ投資銀行(AIIB)を前に、日本はアジアのインフラ整備に1100億ドル規模の投資を行なうと発表し、中日韓自由貿易圏の構築を図ると同時に、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を先に成立させることを望んでいる。日本はAIIB加入の経済的利益と政治的リスクも慎重に研究した。英国のように米国の反対を顧みず率先してAIIBに加入することは望んでいないし、対米協調から脱して自らAIIBに加入して米日間の分裂を招くことは難しくもある。
中日間の構造的矛盾と戦略的矛盾の影響は今まさに生じている。日本の対中認識の「両義性」という特徴のため、日本は現在戦略的矛盾状態にある。すなわち、安全保障分野で中国と対話と競争を行なうと同時に、経済レベルでも中国に対して防備と協力を行なっていることによる、競争と依存の併存する複合型矛盾関係だ。
2017年は中日国交正常化45周年、2018年は中日平和友好条約締結40周年だ。習近平主席の「運命共同体」思想の精髄に従い、今後の中日関係の推進においては以下を検討できる。第1に、中日の利益の合流点の拡大を図る。第2に、中日両国の「運命共同体」意識を強化する。今後は両国間の観光、文化交流などの活動を一層強化し、中日両国のアジア意識、文化的一体化意識を強化して、最終的に「運命共同体」意識を実現すべきだ。第3に、共通の安全保障意識を追求し、アジア安保体制の構築に積極的に参加する。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年7月21日
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