計画では、瀾滄江―メコン川協力は政治的安全、経済と持続可能な発展、社会・人・文化を協力の3つの大きな柱とし、コネクティビティ、生産能力、国境を跨ぐ経済、水資源、農業と貧困削減を5つの優先的方向とする。こうした明確な設計と位置づけは、瀾滄江―メコン川協力が「空論の場」となるのを防ぐ助けとなり、地域の民衆に確かな利益をもたらす助けとなる。
中国が瀾滄江―メコン川協力を積極的に推進するのは、習近平国家主席の打ち出したアジア運命共同体の構築というイニシアティブの具体的実践であり、準地域の発展と繁栄を促進するための重要な計画でもある。ラジオ・フランス・アンテルナショナルが報道で指摘したように、瀾滄江―メコン川協力は「地域の国々の包括的協力、経済の統合を後押しする中国の重要な計画」だ。また、瀾滄江―メコン川協力は6カ国が共に話し合い、共に構築し、共有するプラットフォームであり、各国が平等で、協議による一致、平等・互恵の原則を堅持し、実際の状況とニーズに基づき、協力を共に計画していることにも目を向けるべきだ。
今年はASEAN共同体の完成元年、中国―ASEANの対話関係構築25周年だ。「親、誠、恵、容」の周辺外交理念を引き続き実行し、より緊密な中国―ASEAN運命共同体を築く。この大きな方向性はASEAN諸国との関係を発展させる際に決定された。瀾滄江―メコン川協力の順調な推進という事実は、中国とASEAN諸国の協力には強固な利益の基礎があり、十分な格上げの余地もあり、各国が協力の意志を揺るぎないものにしさえすれば、必ず利益を得られることをより強く示している。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月23日