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両会展望、軍事改革、中国の戦力はどう向上するか
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· 2016-03-02 · 人民網 |
タグ: 両会;軍事;政治 | 印刷 |
2015年に中国の新たな軍事改革が幕を開けた。今年の中国両会では「戦力という唯一の根本的基準」をめぐり、いかにして改革を通じて中国軍事力を一層強化するかが重要な議題となる。中国新聞社が伝えた。
――体制の「再構築」
今回の軍事改革によって中央軍事委員会機関の旧来の「4総部」は15の機能部門に改編される。これは高度に集中・統一された軍事政策決定指導機関の形成にプラスだとの考えで人々は一致している。「トップレベルデザインが良好な運行に入ることで、改編の目的は初めて達成される」。国防大学の公方彬教授は中国新聞社の取材にこう語った。改編後の体制が戦略向上関連の問題のためにどう効率的に運営されるかに、軍側代表委員らは注目する。
――戦区の「設置」
軍事改革で、中国は東部戦区、南部戦区、西部戦区、北部戦区、中部戦区を設置し、本戦略方向の「唯一の最高合同作戦指揮機関」とする。この改革によって中国軍はさらに明晰になり、さらに反応が迅速になるとある外国メディアは指摘した。新戦区がいかにして大軍区運営モデルから転換するかも、焦点となる。
――兵力削減の「修身」
30万人の兵力削減は軍事改革における重大な措置だ。軍側によると、今回の兵力削減の重点は旧式装備部隊を削減し、機関と非戦闘機構の人員を簡素化し、軍隊構成を最適化することにある。2017年末に基本的に完了する。今回の兵力削減は規模・構造をさらに最適化して、軍を一段と精鋭、効率的にするうえでプラスだ。兵力削減の具体的詳細が、軍側代表委員らの間で熱く議論されることになる。
――革新の「先導」
「革新駆動型発展の役割を十分に発揮し、戦力の新たな成長源を育成する」ことは、中国の政策決定層による軍改革の重要な方針だ。かつて中国が基礎が弱い中で原水爆、弾道ミサイル、人工衛星を開発したことを振り返り、軍側代表委員らは軍事力強化において革新がどれほど重要かをなおさらに実感している。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月2日
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