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第13次五カ年計画を読み解く
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· 2016-01-12 · 北京週報 |
タグ: 中国;「十三五」計画;政治 | 印刷 |
三、キーワードから見る計画の新内容
五大理念:革新、協調、グリーン、開放、共有
計画は革新、協調、グリーン、開放、共有という発展理念を打ち出した。これは中国の特色ある社会主義建設の実践を深くまとめたものであり、中国の特色ある社会主義発展理論の内包するものを豊かにし、高めたものでもある。そして「十三五」計画の作成と「十三五」発展を導く思想のかなめでもある。
三大キーワード:「美しい中国」「健康中国」「平安中国」
計画で提起された「美しい中国」「健康中国」「平安中国」というワードが注目され、さらに期待が寄せられている。
「美しい中国」の建設には、環境対策の強化が最重要事項である。「健康中国」建設という新たな目標と任務が提起されたことは、中国共産党が全国民の健康を極めて重視していることを十分に体現している。「小康社会」の全面的実現という勝利を勝ち取るためには、人民の健康問題をしっかり解決しなければならない。人間本位、共に築き共有することの堅持は、「平安中国」建設の根源となる基盤である。人民の主体的地位を堅持し、人民が主人公だという精神を十分に発揮してこそ、「平安中国」建設は尽きることのない原動力を持つことができる。
新たな表現
「十三五」計画策定に関する提案には一連の新しい主張、表現・記述、措置が盛り込まれ、これから5年の中国経済・社会の発展に関する新たなシグナルが明らかになった。
「三大戦略」:インターネット強国と国家ビッグデータ戦略、革新駆動型発展戦略、耕地利用方式調整と技術改良による食糧安定確保戦略。
「五大プロジェクト」:重要公共施設・インフラプロジェクト、都市埋設管網改造プロジェクト、ビッグサイエンスの国際的計画・プロジェクト、工業基礎強化プロジェクト、スマート・マニュファクチャリング・プロジェクト。
「四大分野」:地域間の協調的発展、都市と農村の協調的発展、物質文明と精神文明の協調的発展、経済建設と国防建設の融合発展。
「五大グリーン施策」:統一的で規範のある国家エコ文明試験区設立、全国主体機能区計画図・農産物主産地・重点生態機能区リストの公表、エネルギー革命の推進、全国民省エネ行動計画の実施、工業汚染源排出基準全面達成計画の実施。
的確な貧困対策・貧困脱却措置:生活条件や自然環境が劣悪で自然災害の多い土地に暮らす人に対する移住による貧困対策の実施、労働能力喪失者に対する政策による最低限度生活保障の実施、貧困人口に対する資産収益型扶助制度実施の模索。
「北京週報日本語版」2016年1月12日
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