「中米協力は・新シルクロード」 地域発展を助ける
中央アジア地域は地政学上重要な戦略的ポジションを持ち、従来から争奪の目標となる要地である。特にアフガニスタンは、長年戦争の苦しみをいやというほど味わい、国の再建が必要とされている。中米がそれぞれ打ち出した「シルクロード」は同地域の今後の発展と安定にとって意義があり、双方の国益にも合致している。
また、中米両国は「シルクロード」構築プロセスにおいて各自の優位性を発揮し、相互補完とウインウインを実現することができる。中国は道路、鉄道、橋、パイプラインといった工事建設を含む地域のハード設備建設面で独自の優位性を持っている。一方米国は税関制度の改善、健全な多国間貿易制度の確立、地域内制度と官僚面での障害撤廃といったソフト面で独自の優位性がある。双方は平等協議の原則に基づいて実務協力を展開し、優位性相互補完を実現することができる。
最後に、中米はどちらもアフガニスタン情勢の安定を待ち望んでいる。米国?新シルクロード」計画の最も重要な目標は、アフガニスタンを中央アジアと南アジアの交流における戦略的要所にすることだ。また、アフガニスタンは中国の「一帯一路」構築プロセスにおいても重要な役割を担っている。先月、中米も参加して、アフガニスタン国内の二大勢力が初の和平交渉を行ったことは、中央アジア・南アジア地域の安全状況改善にとって積極的な意義があり、双方の?新シルクロード」協力推進にとっても役立つだろう。