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心を合わせ冬季五輪を迎え、共に未来へ
国際問題学者・周信  ·   2022-01-28  ·  ソース:北京週報
タグ: 冬季五輪;北京;社会
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新設・改修どちらの競技会場でも、北京冬季五輪は総合的な利用と低炭素管理に特に力を入れ、国家速滑館や五棵松体育館などの北京冬季五輪会場では、世界で初めて二酸化炭素(CO2)遷臨界直接冷却システムを採用し、CO2排出量をゼロに近付けた。各会場はさらに風力発電、水力発電や太陽光発電などのクリーンエネルギーを大々的に採用し、冬季五輪期間中の三つの競技エリア26会場全てで「クリーン電力」を使用し、オリンピック史上初めて全会場でグリーン電力供給100%を実現する。 

まさにJOC北京冬季五輪調整委員会のサマランチ・ジュニア委員長が、北京冬季五輪組織委員会が持続可能な発展の分野で多大な努力を払ったことを、とてもうれしく、また誇りに思うと述べた通りだ。北京冬季五輪はカーボンニュートラルの約束を果たしている最中で、「3億人をウインタースポーツに参加させる」の約束を果たした。このことから、北京冬季五輪は公明正大に「オリンピック・アジェンダ2020」を履行するオリンピックであり、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を積極的に取り組むオリンピックでもある。

歴史を受け継ぎ未来をつむぐ

1910年7月の『申報』に、「中国はいつ万国運動大会に代表を送ることができるのか?」「いつ万国運動大会で優勝の証を手にすることができるのか?」「また、いつ万国運動大会を中国で開催できるのか?」という、「オリンピックへの三つの問い掛け」が力強い筆調で掲載された。「万国運動大会」とは、当時の中国人のオリンピックの呼称だ。 

100年余りのちの今日、この歴史を振り返った中国人は、思わず感慨にふけるだろう。「オリンピックへの三つの問い掛け」に対し、世界で初めて「ダブルオリンピックシティー」になる北京は非の打ち所がない答えを提出した。北京が冬季五輪を招致した過程は、一歩ごとに国際社会と交わした中国の約束が見て取れる。2015年、北京は2022年第24回冬季五輪開催の権利を得てから、わずか3カ月で北京冬季五輪組織委員会を直ちに設立し、半年後に首鋼園区をその所在地とした。2017年2月に北京冬季五輪市場の開発計画を即座に始動し、2019年12月に冬季五輪中の運行を保障する北京-張家口高速鉄道を開通。昨年7月に北京冬季五輪選手村が完成し、引き渡された。北京冬季五輪の企画運営中、世界は中国の道を知り、中国のプランを学び、中国の知恵を理解した。 

たゆまぬ努力により、北京冬季五輪の各種準備はすでに整った。中国人民は、素晴らしく、類を見ない、卓越したオリンピック大会を世界にささげる十分な自信と能力がある。数日後、世界中の視線が北京に集まり、世界各地の冬季五輪選手がこの歴史的・文化的蓄積がある「ダブルオリンピックシティー」で懸命に闘い、共に競い合い、およそ100年にわたる波乱万丈の冬季五輪の美しい歴史に新たな素晴らしい一ページがつづられることになる。

「北京週報日本語版」2022年1月28日

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