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新型コロナウイルスの変異種流入阻止へ対策強化する中国
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· 2021-01-12 · ソース:人民網 |
タグ: ワクチン;新型コロナ;社会 | 印刷 |
2021年に入り、河北省では新型コロナウイルスの感染者が300人以上確認されている。ウイルスのゲノム配列解析の結果、中国国外から流入したウイルス株が原因だと見られている。その少し前の北京の感染拡大は、L型の「欧州家系分支」のウイルスが原因だった。その他、広東省は今月3日、英国から渡航してきた輸入症例から、英国で発生した新型コロナウイルスの変異種とよく似た「B.1.1.7」を検出したと報告した。科技日報が報じた。
変異種の流入が何度も確認されているが、現有の新型コロナウイルスワクチンは有効なのだろうか?中国はどのように対応するのだろうか?
1月9日、中国国家衛生健康委員会の曾益新副主任はそれらの質問に対して、以下のように説明した。
「ワクチン接種は、伝染病の大流行を抑制する最も有力な武器。2020年12月15日、中国で優先的に接種するグループへの接種が正式に始まって以来、中国全土ですでに約750万人が接種した。加えて、その前に接種したハイリスクグループの約160万人を加えると、すでに900万人以上が接種したことになる」。
現有のワクチンも変異種に有効であることを研究が証明
中国国務院共同対策メカニズムの科学研究難関攻略グループは、当初から専門の課題グループを立ち上げて新型コロナウイルスの変異状況を研究、モニタリングしてきた。
曾副主任は、「中国の研究チーム2チーム(中国医学科学院医学実験動物研究所と中山大学ウイルス研究所)が、2020年1月、2月、3月、4月、5月、6月に国内で検出されたウイルス株と、英国で発生した変異種を比較すると、ワクチンを投与されたサルと人体で産生された抗体は、前者も、後者も、中和することが分かっている」と説明した。
それら研究はすでに雑誌に投稿され、発表を待っている状態という。
曾副主任は、「現時点では、この変異種はワクチンの保護力には影響しないということは非常に明確だ」と強調している。
そして、「ウイルスの変異状況を今後も密接にモニタリングすると同時に、ブロードスペクトラムのワクチンや変異後のワクチンの研究の展開を前もって準備し、変異がある程度蓄積して、ワクチンの保護力に、万が一影響を及ぼした時に起こる問題に効果的に対応できるようにする」と説明した。
国民全員を対象にワクチン無料接種推進 免疫防御を速やかに構築へ
曾副主任によると、新型コロナウイルスのワクチンを接種する際、ワクチンのコストや接種費用を個人が負担する必要はない。つまり、ワクチンを完全に無料で接種することができる。これまでに、一部の地域で、個人から費用を徴収する状況があったことに対しては、国務院共同対策メカニズム総合グループの名義で、「すぐに改善するように」という通達が出された。現時点では、各地で、無料の接種がきちんと実施されている。
ワクチンの無料接種の対象には、優先的に接種されるグループのほか、一般市民も含まれている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月12日
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