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貧困脱却の難関攻略で大きな役割を果たす第一書記
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本誌記者・呂翎 · 2020-10-22 · ソース:北京週報 |
タグ: 貧困脱却;第一書記;社会 | 印刷 |
6世帯16人。これは広西壮(チワン)族自治区の貧困村である乍洞村の残りわずかとなった貧困人口の数だ。今年の年末までに、乍洞村はこれらの貧困世帯の住居、飲料水、電気供給の問題を解決する必要があり、1人当たりの年間純収入が国の貧困支援の基準を上回るようにする。村民たちを導き、村全体の貧困脱却における最後の段階をしっかりやり遂げることは、乍洞村の謝万挙第一書記にとって仕事上の大きな山場なのである。
乍洞村は広西チワン族自治区河池市宜州区劉三姐鎮に属する。山々に囲まれた乍洞村は心地よい風景に恵まれている反面、交通の便が悪く、土地が狭くやせていることなどから、重度の貧困村だった。
中国における貧困脱却の難関攻略で、このような貧困村には必ず謝万挙氏のような第一書記がおり、彼らは現地で的確な貧困支援が行われるように助力している。第一書記は各級の党・政府機関、国有企業および公的機関の幹部から選ばれて村に派遣された中国共産党員だ。彼らは使命を胸に、農村が悩まされてきた絶対的貧困という問題に取り組み、解決しようとしている。
2019年末までに、合計20万人以上の第一書記が各村に派遣され、登録された貧困村をすべてカバーした。乍洞村の謝万挙第一書記はその中の1人だ。謝書記は村民たちを導き、貧しく立ち遅れた小さな山村に道路を開通させ、水道と電気、インターネットを整備し、さまざまな貧困支援産業が村民たちの基礎的収入を保障するよう自ら後押しし、貧困人口は101世帯314人から6世帯16人にまで減少した。
現地の村民たちの目には、謝書記はまるで「神通力」を持つ者と映る。政策を実施し、資金を借り入れ、自らも農作業をするだけでなく、村民の農業や養殖業においても知恵を絞り、販路を探す。同時に、村民たちにとって謝書記はどこにでもいる普通の人でもある。仕事に際してあれこれと言うこともあれば、煩雑な任務のプレッシャーで他者に理解されないやるせなさや焦燥を覚えることもある。
いずれにせよ、謝書記と乍洞村の貧困脱却のエピソードは、2020年で幕を閉じる。喜ばしいことに、乍洞村の6世帯16人の貧困人口はすでに「両不愁三保障」(衣食の愁いがなく、義務教育と基本医療、住宅の安全を保障する)の基準をほぼ達成しており、貧困脱却の難関攻略の成果検証および審査を無事にクリアし、村全体の貧困脱却を実現する見込みだ。
しかし、彼らの取り組みはまだ終わっていない。検証と審査を受けると同時に、謝書記と村の党支部、村民委員会は農村振興のために次の段階の発展プランを練っており、より規模の大きな養豚や養鶏、肉用牛の畜産業の発展や、観光業の発展に向けた農家風旅館などの取り組みもすでに動き出している。
「北京週報日本語版」2020年10月22日
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