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中国CDCが輸入冷凍タラの外部包装からコロナウイルス分離
外部包装接触で感染の可能性も
  ·   2020-10-20  ·  ソース:人民網
タグ: 新型コロナウイルス;冷凍;社会
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中国疾病予防管理センター(CDC)は先ごろ、山東省青島市の新型コロナウイルス感染源追跡調査の過程で、PCR検査で陽性となった搬送中の輸入冷凍タラの外部包装から、活性を持つウイルスを検知・分離した。コールドチェーン食品の外部包装から活性を持つ新型コロナウイルスが分離され、新型コロナウイルスに汚染された外部包装との接触が感染を引き起こすことが確認されたのは、世界でもこれが初めてとなる。

コールドチェーン食品外部包装から活性を持つウイルスを分離した意義

今回、青島のコールドチェーン食品の外部包装から活性を持つウイルスが分離されたことで、コールドチェーン輸送という特殊な条件下でも、新型コロナウイルスが物品の外部包装上で比較的長時間生存できることが、実験室以外の場所で初めて確認され、新型コロナウイルスがコールドチェーン物品を媒介として、遠距離で海外から流入する可能性があることを示した。特定の環境条件下で、物品の表面に生存していたウイルスは効果的な防護措置を講じていない感染しやすい接触者に感染する可能性があり、その主な感染リスク層はコールドチェーン物品の取扱者となる。この発見により、海外からの感染者流入を防止すると同時に、海外でウイルスに汚染されたコールドチェーン物品によるウイルス流入リスクにも注意を払う必要があることが示された。

コールドチェーン食品の接触・食用による一般の人の感染リスクは低い

現段階での研究と予防・抑制実践によると、新型コロナウイルスは食物媒介疾患ではなく、食物の摂取が原因で感染した症例は見つかっていない。また現時点で、消費者が汚染されたコールドチェーン海産物に接触したことが原因で感染した症例もまだ見つかっておらず、中国の消費者の感染リスクは極めて低いと言えるだろう。新型コロナウイルスの主要感染経路は依然として気道飛沫と濃厚接触によるものだ。同時に、中国の関連当局はすでに輸入コールドチェーン食品に対して新型コロナウイルスのモニタリングや消毒などの措置を強化しており、清潔さを保ち、生のものと火の通ったものを分けて扱うよう気をつければ、一般の消費者は通常通り輸入生鮮品を購入して食べることができる。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年10月19日

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