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「クラウド卒業」の大学新卒者 現在の状況やいかに?
本誌記者・李一凡  ·   2020-07-22  ·  ソース:北京週報
タグ: 就職;卒業;社会
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中国はこの夏、卒業シーズンを迎えた。新型コロナウイルスによる肺炎の影響を受け、多くの大学は学校再開を中止し、卒業生はオンラインで卒業論文の口頭試問と卒業式に参加した。

7月8日、北京理工大学は2020年の卒業式を行った。一部の卒業生は会場で参加し、大半の卒業生はオンラインで参加した。(写真=新華社提供)

「本当は少し残念です。学校に戻って同級生のみんなと集まり、先生たちに直接お別れを言いたかったです」と、北京外国語大学修士卒業生の趙文楽さんは「クラウド卒業」について感想を述べた。「でも、オンラインも悪くありません。卒業論文の口頭試問は順調だったし、卒業式の内容も豊富で、生中継の際には弾幕でお互いに交流することもできたし、面白かったです」と趙さんは言う。  

趙さんと同じように、大多数の大学卒業生は新鮮さと、少しばかりの心残りを胸に抱き、「クラウド」でこの特別な青春時代に別れを告げた。その後、就職先をすでに見つけていて、人生の新たなステージに踏み出した人もいれば、まだ就職活動に四苦八苦している人もいる。

「最も困難な就職シーズン」の到来 

たとえ新型肺炎と経済の下振れ圧力がなかったとしても、史上最多の874万人に上る大学新卒者は「最も困難な就職シーズン」を迎えていたことだろう。関連データによると、今年341万人が大学院入学試験に参加し、そのうち約110万人が大学院で引き続き学業を続ける。そのほかの新卒者のうち、博士課程に進む人や海外に留学する人を除けば、ほぼすべてが雇用市場に流入する。

「今年の職探しは本当に大変でした」。上海財経大学修士卒業生の張丹さんは7月上旬に無事入社できたとはいえ、過去数カ月にわたる就職活動を振り返ると、当時の苦労が思い出されるようだった。「去年はそれなりに満足のいくインターンを見つけましたが、新型肺炎の影響で本採用には至りませんでした」と張さんは言う。「今年3月から5月までに大体200~300通の履歴書を送りましたが、ほとんど返信はありませんでした」 

江蘇省徐州市の淮海人力資源サービス産業エリアで行われた「クラウド求人」の様子(写真=新華社提供)

これは何も張さん個人に限ったことではない。張さんによると、彼女の同級生もほとんど同じような状況だったそうで、このことは企業の側からも裏付けが取れた。李欣怡さんは世界トップ500社に名を連ねる保険会社の人事部に勤めており、同社は例年1000人近くの新卒者を採用していたという。「本社は毎年、各支社の新卒採用計画を立てますが、今年の業務再開後、ほぼすべての支社が新卒採用者数を減らすよう本社に申し立てました。新型肺炎は大学での採用活動に影響をもたらした一方で、今年の当社の経営状況もいいとは言えません。経験のない新卒者より、各支社はキャリアのある人を採用する傾向があります」と李さんは言う。  

また、7月16日に国務院新聞弁公室が行った記者会見で、国家統計局の劉愛華報道官は「大学卒業生の失業率が同期の過去最高を更新した。新型肺炎の影響で今年の大学卒業生に対する求人は減少し、就職活動での面接も一定の制約を受けている」とし、「労働力調査データによれば、今年6月には、全国の20~24歳の大学生を中心とした短大・高専以上の学歴の新卒者の調査失業率は19.3%に達し、5月に比べて2.1ポイント上昇し、前年同期比では3.9ポイント上昇した」と述べた。

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