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三峡ダムが変形?放流で逆に水害が深刻化? 専門家の回答に注目
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· 2020-07-22 · ソース:人民網 |
タグ: 洪水;三峡ダム;社会 | 印刷 |
現在発生しているような水害状況が今後も継続的に続いた場合、三峡ダムには洪水調整を継続する十分の能力があるか?
三峡集団流域ターミナル管理センター責任者:これまでの洪水調整により、三峡ダムの水位は、145メートルから155メートルに上がり、56億立方メートルの水を貯めている。三峡ダムの洪水調節総容量は221.5億立方メートルなので、まだ約170億立方メートルの容量が残っていることになる。継続して洪水調整を行う能力は十分にある。しかし、もしこれから三峡ダムより下流の地域で豪雨が集中した場合、それぞれの都市の洪水防止施設で解決する必要が出てくる。しかしその場合においても、三峡ダムも上流から流れてくる水をできるだけ貯え、下流に流す水量を減らすことで、下流の都市の負担を軽くし、水害発生防止をサポートすることができる。
三峡ダムは「変形」しているという声もあるが、本当か?
三峡集団流域ターミナル管理センター責任者:現在、三峡ダムは安全かつ良好な状態で運用されている。「変形」やその他のリスクは発生していない。三峡ダムは、一部の人が想像しているように、一撃に耐えることもできないような脆弱なダムではない。
三峡ダムが「変形している」や、「崩壊の危険がある」としているのは、人々の注目を集めるためのデマに過ぎない。科学的で詳細なモニタリングデータが何もない憶測は、非科学的で、無責任な素人がすることで、下心がある可能性がある。
今年、三峡ダムで連続的に放流が行われ、中・下流の水害を深刻化させたという声もある。■陽湖水系の水害は、三峡ダムの放流とどれほど関係があるのか?
ダムの放流を実施したからといって、ダムが洪水を防止できなかったというわけではない。例えば、今月2日午後2時、三峡ダムに流れ込む水のピーク流量が1秒当たり5万3千立方メートルに達した。長江水利委員会の調整指令に基づいて、三峡ダムからの放流量は1秒当たり3万5千立方メートルに抑制された。その際、三峡発電所の発電設備34台全てを運用するのに利用する水量は1秒当たり約3万1千立方メートルだった。つまり、その残りの1秒当たり約4千立方メートルの水をゲートから流さなければならなかった。三峡ダムは放流を行ったものの、その放流量は1秒当たり3万5千立方メートルで、流れ込む水の1秒当たり5万3千立方メートルより少なかったため、洪水防止の役割を果たしたと言える。三峡ダムに洪水調整により、■陽湖の洪水防止の負担が軽減され、同湖湖口ステーションの保証水位も守られた。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月22日
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