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2019年中国の生態環境は総体的に改善
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· 2020-05-12 · ソース:北京週報 |
タグ: 生態環境;空気;社会 | 印刷 |
浙江省杭州市臨安区湍口鎮で河道の清掃作業と見回りをする中国共産党員のボランティア(写真=新華社提供)
5月7日、中国生態環境部が発表した全国の生態環境の質に関する概況によれば、2019年の全国の生態環境は総体的に改善した。そのうち、空気質量の改善成果はより確実なものとなり、水環境質量は引き続き改善し、土壌環境リスクは基本的にコントロールされており、生態システムは全体的に安定している。
環境空気質量の面では、全国337の地級以上の都市におけるPM2.5の濃度は1立方メートル当たり36マイクログラムで、前年同期比横ばいだった。PM10の濃度は1立方メートル当たり63マイクログラムで、前年同期比1.6%減だった。平均優良天気日数の比率は82%だった。環境空気質量が標準に達した都市の数は、中国全都市の46.6%を占めた。
その中で、京津冀(北京市・天津市・河北省)および周辺地域「2+26」都市の平均優良天気日数の比率は53.1%だった。PM2.5の濃度は1立方メートル当たり57マイクログラムで、前年同期比1.7%減だった。北京市の優良天気日数の比率は65.8%で、PM2.5の濃度は1立方メートル当たり42マイクログラムであり、前年同期比で12.5%減少した。
水環境ガバナンスの面では、1940カ所の国家地表水モニタリング断面において、Ⅰ~Ⅲ類の水質断面の比率は74.9%であり、前年同期比で3.9ポイント上昇した。劣Ⅴ類は3.4%で、前年同期比3.3ポイント減となった。336の地級以上の都市における902カ所の集中型生活飲用水の水源断面(地点)のうち、830カ所は通年平均で標準に達し、その比率は92%を占めた。
海洋生態の面では、全国の沿岸海域の水質は総体的に安定して改善が進み、水質等級は「一般」であり、主な汚染指標は無機窒素と活性リン酸塩だ。「優良」(Ⅰ、Ⅱ類)水質の海域面積の比率は76.6%で、前年同期比5.3ポイント上昇した。劣Ⅳ類は11.7%で、前年同期比1.8ポイント減となった。
また、全国で生態の質が「優」「良」の県域面積は国土の44.7%、「一般」は22.7%、「やや悪い」「悪い」は32.6%を占めた。全国の農業用地の土壌環境は総体的に安定している。農業用地の土壌環境の質に影響する主な汚染物質は重金属で、なかでもメインとなるのはカドミウムだ。全国の森林面積は2億2000万ヘクタールで、森林率は22.96%であり、森林蓄積量は175億6000万立方メートルだ。全国の草原面積は4億ヘクタール近く、およそ国土面積の41.7%を占め、これは全国で最大面積を誇る陸の生態システム・生態バリアだ。全国に設けられた国家公園を主体とする各級、各種の自然保護エリアは1万1800カ所を超え、保護面積は国土面積の18%、管轄海域面積の4.1%をカバーしている。
「北京週報日本語版」2020年5月12日
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