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北京地下鉄に初の「弱冷房車」と「強冷房車」
今後は車内で「寒い」、「暑い」とこぼす必要なし |
· 2019-06-19 · ソース:人民網 |
タグ: 地下鉄;北京;社会 | 印刷 |
毎年夏になると、地下鉄車内のエアコンが「ツッコミ」の対象となる。乗客の王さん(女性)は、「毎日の出勤に6号線を利用しているが、必ず羽織るものを持つようにしており、乗車したらすぐに羽織る。そうしないと、エアコンの送風口から出てくる風に当たられて肩が痛くなる。でも、ある男性の同僚は、半袖・短パン姿でいつも地下鉄に乗っている。彼は車内の乗客がちょっと多くなっただけで、たちまち汗が噴き出すと言っている」と話す。
北京地下鉄運営一分公司は、夏季の車内温度に対する乗客のフィードバックを長年にわたり収集し、論証と実験を繰り返した後、酷暑に入る前に車内空調の新たなモデルを設定し、まずは6号線でテスト運行を実施した。
技術者は、「地下鉄車両の空調は、セントラルエアコンと同じで、1車両が1部屋となる。そのため6号線を例に挙げると、『セントラルエアコン』でまず一定の基準温度を設定した後、手動プログラムで一部の車両の温度を、初期設定温度よりも数度高くするか、低く下げることになる」と説明する。
オフライン実験を経て、6号線の1編成全体の車内温度は、ピーク時は26度、ピーク時以外は27度に設定された。作業員は、手動プログラムによって運転室のある制御車のすぐ後ろ4両のエアコン温度設定を2度低く設定している。現在のモニタリングデータによると、6号線の制御車とほかの車両の温度差は1.6~2.9度となっている。
地下鉄6号線に設けられている34駅では、現在次々と、車内温度に関するお知らせを貼りだしており、この作業は今週中に全て完了する見通し。同時に6号線の各編成も、「1編成に設定温度が異なる車両を設置」するスタイルを次々導入していく。すでに試行が始まった3編成の状況を見ると、制御車の先頭4両の平均温度は約25度、後方4両の平均温度は約27度となっている。
北京地下鉄運営一分公司は、「乗客のさらなるフィードバックや提案に基づき、車内の温度設定をより合理的に調整したい。今後、このような温度設定モデルを、6号線以外の路線でも拡大していく可能性がある」とした。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年6月19日
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