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旅行者数延べ1億人、驚異的なちまきの売り上げ データで見る端午節連休
  ·   2019-06-11  ·  ソース:人民網
タグ: 端午節;旅行;社会
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端午節(端午の節句、今年は6月7日)の連休が終わった。三連休で約1億人が旅行に出かけ、観光収入は393億3千万元(約6156億円)に上った。では、皆はどこに出かけ、その旅行先では何をして、何を買ったのだろう?ここではデータから今年の端午節を読み解いてみよう。中央テレビ局(CCTV)新聞が伝えた。

〇旅行者数は延べ約1億人、観光収入は393.3億元に

中国文化・観光部(省)の統計データによると、今年の端午節の連休期間(6月7日~9日)中、国内旅行に出かけた人の総数は延べ9597万8千人、前年同期比7.7%増加した。観光収入は同8.6%増の393億3千万元。北京の頤和園や円明園、そして一部の景勝地は入場料の無料・割引など優待措置を実施したことで、観光客はより多くの恩恵にあずかった。

端午節連休2日目の6月8日は、折しも「文化と自然遺産の日」だった。広東・福建・江蘇など多くの地方で、ドラゴンボード競争やちまき作りとその試食、漢服着付け体験、屈原の作と伝えられる長編詩「離騒」の朗読といった民俗イベントが行われ、多くの観光客を惹きつけた。

また夏季に入り高温の天気が続いた影響で、端午節連休に避暑地に出かけた観光客が全体の36.6%を占めた。うち、内蒙古(内モンゴル)自治区など涼しい天気の地方に、多くの観光客が詰めかけた。

〇主流は短距離旅行

今年の端午節連休は「高考(全国大学統一入試)」と重なったため、学生の移動はやや減少した。とはいえ、全体的な移動ニーズは依然として高かった。また、「1日から3日間」を旅行期間とする短距離周辺旅行が主流となり、全体の58%を占めた。海外旅行客のうち、「4日間の休暇取得と繋ぎ合わせて9日間の長期休暇」という方法を選び、海外で休暇を楽しんだ人もいた。

〇旅行の移動手段の第一選択肢は高速鉄道に

旅行に出かける手段として、短距離旅行の第一選択肢となったのは高速鉄道だった。そのうち、北京と天津を結ぶ都市間鉄道の京津城際鉄道を走る「復興号」は稼働率100%で運行されたほか、北京と上海を結ぶ京滬鉄道、天津と河北省保定を結ぶ津保高速鉄道の乗車率も90%以上だった。

このほか、高速鉄道旅行は、高速鉄道沿線のホテル・民宿・観光地などの予約もけん引、「高速鉄道+ホテル」、「高速鉄道+車」、「高速鉄道+景勝地」などのセット商品の売れ行きが極めて好調だった。

〇北京世園会が大人気の観光スポットに

統計データによると、中国北京国際園芸博覧会(北京世園会)や北京八達嶺長城、杭州西湖、浙江烏鎮などが端午節連休中の人気の観光スポットとなった。北京世園会は、連休1、2日目の来園客総数が延べ11万人に達した。

〇十大観光客送り出し地を発表 旅行の主力は「80後」と「90後」

端午節連休中に旅行出た人の主力となったのは、「80後(1980年代生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」。また、今年の端午節連休中の観光送り出し地トップ10は、上海・蘇州・広州・北京・無錫・杭州・常州・南京・武漢・深センだった。

〇驚異的なちまきの売り上げ 前年同期比250%増で1億2300万個売れる

端午節に欠かせない食品である「ちまき」の販売量は引き続き高いレベルを保ち、消費関連データによると、端午節前の1週間に消費者が購入したちまきの量は、前年同期比250%増の1億2300万個に達した。なかでも塩漬けアヒルの卵黄入りちまきの販売量は去年の3倍以上に達した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年6月10日

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