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中米女子アナによる「海を越えたバトル」終了 「物足りなさはあるが、評価すべき」
  ·   2019-05-31  ·  ソース:人民網
タグ: 中米貿易;知的財産権;社会
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多くの人々が待ち焦がれていた中国と米国の女性アナウンサーによる「海を越えたバトル」が北京時間30日8時26分26秒、正式にその戦いの幕が切って落とされた。中央テレビニュースが伝えた。

中国中央テレビ中国国際電視台(CGTN)の女性アナウンサー・劉欣と米ニュースチャンネル・フォックス・ビジネスの女性アナウンサーであるトリッシュ・リーガンが、中米摩擦など関連テーマについて、1対1でテーマごとに直接対話する「海を越えたバトル」を展開した。

オープニングで、劉欣は「トリッシュに非常に感謝している。こんな機会を与えてくれてありがとう。あなたと直接対話できるとは思っていなかった」と述べた。しかしこの30秒の前口上は、トリッシュによって少なくとも3回遮られた。トリッシュ・リーガンとの対話で、劉欣は中米貿易や知的財産権などの話題に言及した。

【中米貿易協議】中国政府はすでに立場を明確に表明

トリッシュ・リーガンは番組中、劉欣に中米貿易協議に関する個人的見解を話してほしいと述べた。劉欣はそれに対し、「内部情報を知らないので、中米間の貿易協議がいったいどの程度まで進んでいるのか分からない。しかし中国政府はすでに非常に明確にその立場を表明していると思う」と答えた。

【知的財産権】双方は互恵関係を築くべき

知的財産権の問題について話題が及ぶと、劉欣は、「もし双方が互恵関係から互いに学び合うのであれば、中国の知的財産権を買いたいというのは何も問題の無いことだと思う。どうしてダメなのかしら?私たちは互恵関係を築くことができる。私自身にしても、私が英語を学んだのは、米国の先生がいたから。米国の友人からも英語を学んだ」と述べた。

【中国の発展】中国も強大になることを望んでいるが、カギとなるのは発展途上国の定義

中国はすでに強大になったとする人もいるが、これについて劉欣は、「なぜ中国はヒトが大人になるように成長できないのか?私たちにしてみれば、中国は決してずっと弱小国でいたいと考えるような国ではない。中国も強大な国になりたいと考えている。しかしその真の目的は、どのように発展途上国を定義するかだ」と述べた。

北京時間8時43分58秒、海を越えた「バトル」は幕を閉じた。劉欣は結びの言葉で、トリッシュが中国に来ることを歓迎するとした。

【バトル後の評価】物足りなさはあるが、評価すべき価値のあるスタート

環球時報は番組放送終了後、「今回の簡単で時間的にも短かった対話は徹底さに欠けていることは一目瞭然で、人々の期待にははるかに及ばなかったが、それでも有益であったとみなすべきだろう。中米間で有効な交流を行うのは難しい。このような試みはしないよりはまだよかったと言える」とする評論を掲載した。

同紙はこの報道で、2人の女性アナウンサーの対話が注目されたことは、中米間で現在有効な交流が少なすぎることを反映していると指摘した。米国は一般的な意味でニュースが開放された国だが、貿易戦争や中国に対する報道は全体的に米国の政治エリート的観点に偏向しており、中国の観点を反映した声は米国内で伝わりにくい。米世論機関は中国からの声に対して制限を行ったり、米国側の設定したシーンの中で処理を加えたりしており、そのために中国側の意見の方向性と影響力がそがれてしまっている。

対話が始まってすぐ、リーガンは画面を劉欣に切り替え、わざわざ、「今日のゲストは中国共産党のスポークスマンだ」と紹介したが、劉欣は、「私はまだ中国共産党員ではない。私は私個人しか代表できない」と述べた。この一幕は、「リーガンと多くの米国人ジャーナリストは共産党指導下の中国体制がどのように運営されているのをほとんど理解しておらず、思い込みが多く、彼らの概念化した認識は米国社会の中国に対する多くの判断を間違った方向に導いている」ということを伝えている。

中国は今回の短い対話が、人々に中米で踏み込んだ交流を行うことの重要性をより重視するよう促し、双方の今後の対話が可能な限り政治的束縛から脱し、実利目的の干渉が少なくなり、両国社会の隔たりを打ち破るために実質的貢献をよりいっそう果たすよう導いていくことを望んでいる。(編集AK)

「人民網日本語版」2019年5月30日

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