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「獲得感がさらに高まった」と感じている中国の人々
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· 2019-03-07 · ソース: |
タグ: 民生;社会保障;社会 | 印刷 |
中国国家統計局がこのほど発表した「2018年国民経済と社会発展統計公報」によると、過去1年間の中国における新規雇用は予測を上回り、住民の所得と国内総生産(GDP)は比例して成長し、旅行やフィットネス、映画などの「ハピネス産業」の消費が急成長している。人民日報の取材に応じた人々は「この1年間で獲得感がさらに高まった」と声を揃えた。人民日報が伝えた。
雇用は民生の基本となる。2018年、中国経済は下振れ圧力に直面し、中国国内外では雇用に対する懸念の声も上がっていたものの、一連の統計がそれらの懸念を打ち消した。公報によると、18年末時点で、中国全土の雇用者数は7億7586万人で、そのうち都市部・小都市の雇用者数が4億3419万人だった。安定した雇用と雇用促進をめぐる政策が功を奏し、中国は18年の雇用をめぐる目標を達成した。
中国人力資源・社会保障部の盧愛紅報道官は、「安定した雇用を支えたのは経済の持続した発展だ。18年、中国の経済総量は新たな高みに達し、GDPは前年比6.6%増の90兆元(1元は約16.6円)に達した。経済総量の受け皿は拡大しており、それに相応して雇用も拡大している。それらが、雇用の成長の堅実な支えとなっている」と分析する。
新規雇用が予測を上回ったほか、中国の住民の所得も安定して増加している。中国国家統計局が公表した統計によると、18年、中国の住民の所得は安定して増加し、住民1人あたりの可処分所得は2万8228元だった。名目で8.7%、実質で6.5%の成長で、消費者物価指数(CPI)の成長を上回り、経済成長と基本的に比例していた。
またこの1年で社会保障基準も安定して引き上げられている。中国は、企業や政府機関、事業機関の退職者の年金額を再び引き上げた。引き上げは14回連続となっており、その水準は全体的に約5%向上した。
所得が増加し、社会保障が整備されたことで、人々が安心してお金を使えるようになっている。18年、消費が依然として、中国経済の成長の最大の原動力となった。統計によると、18年、中国全土の社会消費品小売総額は38兆元を超えた。
世界経済の成長が鈍化しているのを背景に、中国の消費者の旺盛な購買力が一層大きな意義を持つようになり、中国国内市場だけでなく、世界の市場にも活気をもたらしている。中国は既に、世界一の観光客の送り出し国となっている。昨年、サッカーW杯ロシア大会開催期間中、中国人およそ10万人がロシアに足を運び、試合を観戦し、旅行を楽しみ、ロシアを訪れた外国人観光客数ランキングでは3位だった。18年、天猫の「ダブル11(11月11日のネット通販イベント)」の期間中、日本の花王の化粧品や英国のダイソンの最新のヘアアイロンなどが、1時間当たりの販売額1千万元を突破した。米ブルームバーグは、「中国は現在、『世界の工場』から、『世界のスーパーマーケット』へと変わっている」と報じている。ショッピングや旅行、フィットネス、公演鑑賞など、中国人の生活は一層豊かになっており、急速に発展する経済が、中国人の獲得感と幸福感も押し上げている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年3月6日
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