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中国の著作権保護取締りキャンペーン「剣網2018」で違法リンク185万本削除
  ·   2019-03-02  ·  ソース:
タグ: 著作権;知的財産権;社会
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中国国家版権局は2月27日、著作権保護の取締りキャンペーン「剣網2018」の成果を発表した。キャンペーン実施中、各級の著作権関連の監督・管理当局は、著作権を侵害しているリンク185万本を削除し、海賊版の物品123万点を押収し、インターネット関連の著作権侵害544件を摘発した。そのうち、刑事事件として処理されたケースは74件で、金額にして1億5000万元(1元は約16.66円)相当し、キャンペーンは大きな成果を挙げた。人民日報が伝えた。

国家版権局のサイトによると、「剣網2018」はネット上での転載やショート動画、アニメ、知識の共有、オーディオブックなどの分野に的を絞り、各級の著作権関連の当局が著作権を侵害している行為を摘発した。なかでも江蘇省淮安市では、動画共有サービス「BT天堂」が著作権侵害で摘発され、袁容疑者に対して懲役3年と罰金80万元の実刑判決が下された。上海では、日本のバンダイやジプリなどのアニメ関連のおもちゃの著作権を侵害している行為が複数摘発され、合わせて約2600万元相当の物品が押収された。江蘇省徐州市では、スマホゲーム「天天街机捕魚」が著作権を侵害しているとして、容疑者4人を対処し、押収金額は約1000万元に達した。

キャンペーン実施中、国家版権局は動画や音楽、文学サイトなどの著作権侵害にも重点を置いて監督・管理を実施し、16サイトの2389作品を調査し、著作権を侵害しているとして150作品の削除を命じた。また、7回に分けて、著作権を侵害している72作品に対して警告を発したほか、中国中央テレビ(CCTV)の「春節聯歓晩会(春晩)」(春節<旧正月、今年は2月5日>を祝う中国の国民的年越し番組)や映画館で上映されている映画などの著作権保護も強化した。

ネット上での転載やショート動画などの分野で際立っている著作権侵害問題をめぐり、国家版権局は、「趣頭条」などのネットサービス業者13社、抖音(TikTok)などのショート動画プラットフォーム15社を集めて、事情聴取を行った。関連のインターネット企業は改善を実施し、著作権を侵害している14万アカウントを停止したり、権限をレベルダウンさせるなどして、著作権を侵害している作品47万点、ショート動画57万点を削除した。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年3月2日

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