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保護者8割のホンネ、「自分の子とよその子を比較してしまう」
  ·   2019-02-22  ·  ソース:
タグ: 保護者;子供;社会
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復旦大学社会発展・公共政策学院の沈奕裴・准教授は、「親が自分の子とよその子を比較するという行為」について、「子供ひとりひとりの違いは非常に大きい。ある子供は極めて外交的で活発な性格で、お喋りが上手だが、自分の子供は内向的だが、とても器用といったふうに。子供たちには、非常に多くの異なる点があるが、親はついつい、自分の子供の短所とよその子供の長所とを比べてしまい、焦ってしまいがちだ」と指摘する。

〇保護者の62.7%、「子育ての中で子供の天賦の才を伸ばすようにしている」 

保護者の子供に対する要求や期待が高いことについて、「これは、親自身の願望を子供に託している表れだと思う」と答えた人は61.7%に上った。このほか、「子供に対する愛を表現している」とした人は57.8%。一方、「社会からのプレッシャーの現れだと思う」という回答も45.9%あった。

子供の教育について、親が重視する性格や特徴については、「活発で面白い(54.5%)」、「品性が良好(54.4%)」、「性格が明るい(54.4%)」、「身体能力が高い(51.3%)」などが挙がった。

「子育ての中で子供の天賦の才を伸ばすようにしている」とした保護者は62.7%に達し、「社会競争の基準を参考とすべき」は60.0%だった。

沈奕裴・准教授は、「保護者が子育てについて過度に焦ると、まず、子供がそのためにスポイルされてしまい、自主性に欠ける大人に育ってしまいやすい。次に、親子関係もそれによってマイナス影響を受ける恐れがある。このほか、親が育児で焦る現象は、いわゆる『劇場理論』で分析できる。この理論は、劇場の客席で、一部の人が立ち上がって映画を見ると、後ろの人は見えなくなるためどうしても立ち上がらざるを得ないという理論だ。もし、一部の親が子育てで過度に焦ると、ある意味で、他の親もそれにつられて不必要に焦ってしまい、全体の雰囲気がネガティブになり、社会全体に焦りのムードが漂ってしまう。親は、育児において、いろいろなことを学ばなければならないが、モーメンツ(WeChatのソーシャル機能)に投稿されている正しくない育児論を閲覧することは、極力避けるべきだ」と指摘している。

回答者を年代別にみると、「00後(2000年以降生まれ)」が0.6%、「90後(1990年代生まれ)」が21.6%、「80後(1980年代生まれ)」が60.2%、「70後(1970年代生まれ)」が13.0%。学歴別では、「大学院修士課程修了以上」が6.6%、「大学学部卒」が82.3%、「高等学校卒」が10.2%だった。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年2月22日

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