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「観光」は中国人にとってまさに「幸せのための必需品」に
  ·   2019-02-01  ·  ソース:
タグ: 観光;中国人;社会
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 中国観光研究院(文化・観光部データセンター)と銀聯商務股フン有限公司(フンはにんべんに分)が29日に発表したシリーズ報告書から、観光はいまや中国人にとって「幸せのための必需品」となっていることが明らかになった。新華社が伝えた。

中国観光研究院の戴斌院長は、「モニタリングを始めてから現在までの歴史的なデータによると、国民の旅行願望度は82%から87%と高いゾーンを維持しているうえ、変動しつつも上昇傾向を呈している」と紹介した。同研究院がこのほど実施した調査によると、「家族旅行はとても楽しい経験」と答えた人は約80%、「家族旅行には必ず行きたい」とした人は96.5%に達した。

統計データによると、2018年に国内旅行に出かけた人は、前年比10.76%増の延べ約55億4千万人、観光収入は同12.3%増の5兆1300億元(1元は約16.3円)。海外旅行に出かけた中国人は同13.5%増の延べ約1億4800万人だった。

中国人の旅行願望度が上昇するにつれて、観光消費額も上昇の一途を辿っている。中国観光研究院と銀聯商務股フン有限公司が29日に発表した「2018年中国観光消費ビッグデータ報告」は、中国人観光客の観光ビッグデータに対する全体分析とサンプリング分析を結合させた調査を行い、業界内に通用している慣例を参照し、観光消費レベルに基づき、観光客を「高価値旅客群」、「都市レジャー旅客群」および「大衆消費旅客群」の3グループに分類した。

1日あたり消費額が「20ドル(1ドルは約108.9円)から50ドル」の「都市レジャー旅客群」の旅客総数に占める割合は、2016年の23.1%から2018年には29.9%に上昇した。「50ドル以上の「高価値旅客群」は、6.4%(2016年)から8.4%(2018年)に上昇。報告は、「2020年までに、『都市レジャー旅客群』の割合は36.9%、『高価値旅客群』は10.4%まで、それぞれ上昇し、2グループ合わせると、中国人観光客総数の過半数を占める見込み」と予測している。

また「都市レジャー旅客群」の急増によって、観光消費のアップグレードがさらに進むと予想される。銀聯のデータによると、向こう3年で、観光客による観光地での飲食消費の成長率は年20%以上、リゾート地での消費額成長率は年30%以上、それぞれ増加する見通し。

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