１０、世界遺産に登録成功 

梵浄山

現地時間７月２日、バーレーンの首都マナーマで開催された第４２回世界遺産大会において、国連教育科学文化機関（ユネスコ）世界遺産委員会による承認を経て、中国貴州省の梵浄山の世界遺産リストへの登録が決まった。これで、中国の世界遺産は計５３件となり、そのうち世界自然遺産は計１３件となった。

貴州省銅仁市に位置する梵浄山は、武陵山脈の主峰である。梵浄山の生態システムには、古代の祖先種の形状を色濃く残している生物や稀少絶滅危惧種および固有種が大量に生息しており、東南アジア落葉樹林生物区域の中で最も豊かな注目エリアの一つだ。また、世界で唯一の貴州キンシコウと梵浄山モミの生息地で、裸子植物の種類が世界で最も豊富な地区となっている。

１１月２８日、ユネスコの審査を経て、中国が申請した「チベット医学薬浴療法―中国チベット族の生命健康と病気予防に関する知識と実践」が人類無形文化遺産に登録されることが決定した。

「北京週報日本語版」2018年12月28日