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電子書籍が普及する中、日本人が紙の本が好きなのはなぜ?
  ·   2018-04-28  ·  ソース:
タグ: 読書;書籍;社会
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しかし、日本人の読書好きは世界中で知られているものの、その習慣には今変化が起きている。

日本文化庁の14年のある調査では、「1ヶ月に何冊くらい本を読んでいるか」を尋ねたところ、「1-2冊」の割合が34.5%、「3-4冊」が10.9%、「5-6冊」が3.4%、7冊以上が3.6%だった。また、「読まない」の割合が47.5%と最も高かった。「読書量が減っている理由」については、「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」が51.3%と最も高く、「視力などの健康上の理由」、「情報機器(携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パソコン、ゲーム機等)で時間が取られる」などの理由もあった。

今年2月、日本全国大学生活協同組合連合が発表したある調査結果によると、1日の読書時間について大学生の53%が「ゼロ」と回答し、1日の読書時間は平均23.6分と、3年連続で減少した。「ゼロ」との回答が半数を超えたのは、調査に読書時間の項目が入った04年以降初めてのことだ。「ゼロ」と回答した大学生のうち、54.5%がアルバイトをしていた。また、スマホの利用も大学生の読書の時間を奪う要素の一つとなっている。関連機構は文部科学省に、「学生の読書の時間が増えることを望む。なぜなら、読書の習慣がある学生は、ない学生より読解力があるから」と意見を述べている。

近年、電子書籍が世界中で普及し、日本の電車でも、タブレットPCやスマホで本を読んでいる人をよく見かけるようになった。また、日本の各新聞社も有料の電子版を提供している。しかし、全ての日本人が電子書籍や電子版の新聞を読むことを受け入れているわけではない。

日本では紙の本を読むよう推奨されているのにはたくさんの理由がある。その一つは、小学校では紙の教材が使われているため、それを学生が良い読書習慣を培うのにもつながるからだ。また、日本で増加している高齢者は、電子製品を使いこなすのが難しい。そして、日本の関連の調査によると、紙の本のほうが、強いインパクトが残りやすい。その他、きれいな表紙やインクのにおいなど、紙の本特有の質感があり、五感を使って本を読むことができ、もっと本を読みたいという意欲が出るということだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年4月28日

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