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【食の中国】続々と海外進出果たす中国料理
  ·   2017-09-21  ·  ソース:
タグ: 中国料理;グルメ;社会
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「米国で煎餅を広めたい」 ニューヨーカーが米国に煎餅店をオープン

ニューヨーク・ミッドタウンにあるヴァンダービルトのレストラン街は、周辺で働くサラリーマンの恰好のランチスポットとなっている。そんなレストラン街で最近中国語の看板を掲げた軽食店の入り口に長蛇の列ができている。この店で売っているのは、米国では馴染みが薄いものの、中国では誰もが知っている「煎餅」(ジェンビン、中国風クレープ)だ。

「ミスター・ビン(Mr Bing)」の店主は、ブライアン・ゴールドバーグ(中国語名:金伯亮)さん。生粋のニューヨーカーで、人々は彼のことを「金さん」と親しみを込めて呼んでいる。ブライアンさんは1977年生まれ、ボストン大学で中国語を学び、その後、中国に留学した際に煎餅に出会い、大いに惹きつけられたという。プロのアスリートやメディア・金融業界人として長年のキャリアを積んだ後、彼は煎餅店をオープンすることを決心した。

ニューヨーカーに販売する煎餅は、伝統的な中国の煎餅と全く同じものというわけではない。ブライアンさんは、米国人の好みに合わせ、煎餅の原材料の配合を調整した。腐乳(豆腐に麹をつけ、塩水中で発酵させた中国食品)を海鮮味噌に変え、油条(揚げパン)を揚げたワンタンの皮に変えた。さらには、野菜と各種味付けした肉をお客が選べるようにした。

ブライアンさんによると、米国人は、小麦粉があまりにも多い食品を好まず、肉を好むという。彼は何度も実験を繰り返し、ロースト・ダック味や酔鶏(紹興酒に鶏肉を漬け込んだもの)味などさまざまな味を開発した。現在の人気ナンバーワンはロースト・ダック味とプレーン味の煎餅だ。今、彼の煎餅店は1日数百食を販売している。 (編集YM)

「人民網日本語版」2017年9月19日

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