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中国の独身者、2億人に 専門家「独身ブームが到来」
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· 2016-11-15 · ソース: |
タグ: 女性;独身者;社会 | 印刷 |
11月11日は、もともとは普通の日だったが、祝日に加えようという強烈な動きによって、「独身の日」になった。統計データによると、2015年の時点で、中国の独身者は2億人に達し、専門家は、「中国に第4次独身ブームが到来した!自ら独身であり続けることを選ぶ女性がますます増えている」との見方を示している。中央テレビニュースが伝えた。
中国国家民政部(省)の統計データによると、全国の独身者の割合は、1990年の6%から2013年には14.6%に上昇し、独身組はますます勢力を拡大している。
統計資料によると、中国大陸部ではこれまでに、何度か「独身ブーム」が到来した。第1回は1950年代、初めての「婚姻法」が制定され、全国的に離婚が激増したことで独身ブームが沸き起こった。第2回は1970年代末、インテリ青年が続々と都会に戻るために離婚という道を選んだ。1990年代末には、改革開放政策が伝統的な家族観を転換する要因となり、第3回の独身ブームが訪れた、そして今、経済の急成長と女性の自立意識の高まりを受け第4回の独身ブーム現象が顕著に現れてきている。
2010年の第6回国勢調査によると、30歳以上の女性のうち、未婚者の割合は2.47%に達し、10年前に比べ倍増した。自らの意志で「独身」であり続けることを選ぶ「シングル女性」が激増した。
専門家は、「女性が経済的自立と精神的自立を求める現代において、第4次独身ブームは、硬直化した現象を本当の意味で転換する責任を負っている」と指摘した。
○独身ブームの背後にある問題は?
専門家は、今の独身ブームによってもたらされ得る問題について、「2014年、中国の出生率は1.137%と、超低出生率となった。出生率の低下は、労働力の減少をもたらすだけではなく、市場規模の縮小にもつながる。また、独身ブームは、人口の高齢化が加速する原因の一つにもなる。国家統計局の『2014年国民経済・社会発展統計公報』によると、中国の60歳以上の高齢者は2億1200万人に達し、総人口の15.5%を占めるまでとなった。これは、ドイツ・フランス・英国の総人口に相当する数字で、さらに増加傾向にある」との見方を示した。
「人民網日本語版」2016年11月15日
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