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中国人に人気の築地市場の移転が春節以降に延期
  ·   2016-09-06  ·  ソース:
タグ: 東京;築地市場;社会
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東京の築地市場は外国人観光客に人気で、食通にとっては銀座や東京タワーよりも重要な観光スポットとなっている。同市場では、新鮮な水産品が味わえるだけでなく、日本ならではのマグロの競りも見学できる。競りでは重さ200キロ以上の本マグロが地面に並べられ、非常に壮観な光景を見ることができ、外国人が日本の漁文化を肌で感じることのできる格好の場となっている。新華社が報じた。

元々、築地市場は今年11月に閉鎖され、豊洲市場への移転する計画であったため、一度は行っておこうと、11月までに旅行を計画していた人も多い。しかし、移転計画がこのほど延期になった。

【度重なる延期】

小池百合子都知事は8月31日、会見を開き、日本最大の水産卸市場・築地市場の豊洲市場への移転を、予定していた今年11月7日から、来年2月以降に延期することを正式に表明した。

計画の延期はこれが初めてではない。計画では、東京五輪開催のため、市場跡地に環状2号線を敷設し、競技会場がある東京都内と選手村が建設される中央区晴海が結ばれることになっている。しかし、移転は2014年から17年にまで延期され、日本メディアは、これ以上延期すると環状線の敷設が20年の東京五輪開幕に間に合わないとしている。

【安全性への懸念】

では、なぜ移転計画が何度も延期されているのだろう。その主な原因は以下の2点だ。まず、安全性への懸念。移転先の豊洲場所は土壌汚染や地下水の汚染などの問題が判明しており、「汚染対策が不十分」ということを理由に移転延期を求める声が一部の業者から上がっている。

次に巨額の費用が不透明である点だ。豊洲市場の事業費は既に5884億円に達しており、予算を1500億円オーバーしている。建設コストがあまりに高く、経費の用途が不透明であるため、都民から疑いの声が上がっている。

【ファンにとってはグッドニュース】

築地市場の移転延期は多くの観光客にとって、グッドニュースになっている。一旦移転してしまうと、1935年から営業しているこの市場を見学することはできなくなってしまうため、延期のニュースにファンらはSNSで歓喜の声を上げている。また、業界関係者は、「築地市場内の有名な食堂には観光客が殺到し、長蛇の列ができているが、おいしいとは言っても決して安い値段ではなく、コストパフォーマンスは高くない。それに対して、それほど有名でない店でも、味はよく、値段も手ごろで、行ってみる価値がある。人気の食堂でなければならないということはない」とアドバイスしている。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年9月6日

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