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春の眠気に勘違いも?! その原因と対策
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· 2016-03-16 · 人民網 |
タグ: 予防保健;春;社会 | 印刷 |
「春」というと良いイメージがほとんどだろう。「眠気に襲われる」という以外には…。この時期のなんとも言えない眠気に、「春の眠気」と名付けられた。よく眠れるというのはもちろんいいことだが、仕事中はしっかりと目を覚ましていなければならず、眠気に襲われてばかりでは、しなければならないことも進まない。眠気対策は、多くの人にとって「春の恒例行事」となっている。新聞晨報が報じた。
春の眠気の原因は?
上海の龍華病院中医予防保健科の方泓科長は、「実際に春の眠気ということもあれば、勘違いということもある」とし、「通常、冬の間に食べすぎて、体重や血液中の脂肪が増え、寒いため運動もあまりしないという人は、春になるとあたたかくなり、春の眠気という原因になる。これが最も一般的だ」と説明。
また、「勘違いというのは、疾病・疾患が眠気の原因になっている可能性があるということ。例えば、無呼吸症候群の人は、寝ている時にいびきをかき、脳内の酸素が不足し、眠たくなる。このような人は春の眠気ではなく勘違い。その他、早期の脳梗塞、甲状腺機能の低下、白血球の減少などの症状が見られる人も疲労感が強く、日中も眠気に襲われたり、無欲になったりする。これも勘違い」という。
その他、都市に住んでいる人は、精神的な問題にも注意しなければならない。朝起きると憂鬱な気分になったり、イライラしたりする人もいるが、これらは体が疲れているために起こり、春の眠気と勘違いしてしまうことがある。
眠くなった時の対策は?
方科長は、「栄養を十分に摂らなければならない。例えば、たんぱく質は迅速に補充しなければならない。通常、春はニンニクやニラなどの野菜を食べるといい。生活習慣にも注意が必要で、必ず夜9時半までに少なくとも全ての仕事をやめ、寝る準備をしなければならない。そして、10時半か11時には必ず寝なければならない」としている。
また「春になると、神経が高ぶり寝付きにくいという人もいるが、そのような場合は、足裏マッサージをしたり、足湯をしたり、リラックスできる音楽を聴いたりするほか、夜に部屋の明かりを暗めにしたりして、早めに寝る準備を始めるとよい。また、春はおそくまで寝るのではなく、無理にでも早起きして、体を動かしたり、運動したりするのがいい。そして、正午や午後に少し時間をとって昼寝するのがいい。その他、運動をよくすること。現代の人は元々運動不足であるため、春にも運動をしないとなると疲労感が増す」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年3月16日
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