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23日は大暑、中国ではライチや羊肉スープで暑さ対策
  ·   2015-07-24  ·  ソース:人民網
タグ: 大暑;羊肉スープ;社会
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23日は一年で最も暑いころとされる二十四節気の「大暑」。農作物にとっては、日光を浴びることができると同時に、雨も降りやすい時期で、一気に成長することができるため、農家は1年で最も忙しい収穫シーズンとなる。中国ではこの季節になると、さまざまな民族行事を行って、多くの人が体調を整えたり、気分転換をしたりする。人民日報海外版が報じた。

ライチやパイナップルを食べる

中国では大暑の時期に食べるものにもこだわりがあり、大きく分けて2種類。その一つは、体を冷やす働きがある「凉性」の食品だ。例えば、広東省の多くの地域には、「六月、大暑に仙草(せんそう)を食べると、神のように若々しくなれる」ということわざがある。

いわゆる「仙草」とは、「凉粉草」や「仙人草」などの別名があり、薬用と食用両用に使われ、暑さ対策のデザートとなる。暑さ対策では不思議な効果があるため、「仙草」と呼ばれている。ゼリーのデザート「焼仙草」はホットでもコールドでも食べることができる。

台湾地区には大暑に、この時期最もおいしくなり、体を冷やしてくれる作用があるパイナップルを食べる習慣がある。パイナップルの現地の言葉「閩南語」の発音が繁栄を意味する「旺来」と同じであるため、平安や商売繁盛のシンボルともなっている。

その他、福建省莆田市には、大暑の時期にライチや羊肉、米糟(もち米の酒糟をうすめたもの)などを食べる習慣がある。

羊肉のスープで体の熱を汗で出す

中国では、大暑の時期に、体を冷やす食品を食べるのとは正反対に、体を温める作用がある「熱性」の食品を食べる地域もある。例えば、広西チワン族自治区の中部や北部には、若鳥を食べて栄養補強をする習慣がある。また、山東省の多くの地域、例えば、棗荘市には、大暑になると羊肉のスープを飲む習慣がある。

大暑に羊肉を食べることに関して、栄養学者は、「最も栄養がある時」としている。夏の最も暑い時期「三伏(さんぷく)」になると、体の中に熱がこもり、ラー油、酢、ニンニクなどと共に、羊肉のスープを飲むと、全身汗だくになる。この汗により、心臓や肝臓、脾臓、肺、腎臓の熱を下げ、デトックス効果も期待できるという。 船に疫病神を乗せて無事祈る習慣も

浙江省台州市の漁村では、大暑になると、「大暑船」と呼ばれる木造の船を海に送るという習慣が、数百年続いている。清の同治年間(1861-75年)、この地で疫病が流行し、特に大暑が最も深刻だった。そして、疫病神5人の仕業だと考え、川辺に五聖廟を建て、大暑の日に、供え物を乗せた木造の船を海に流した。この「大暑船」には、疫病を外に送り、無事を願うという意味が込められている。

この漁村では今もその習慣が残り、「大暑船」を港まで運び、無事を祈る一連の儀式が行われる。その後、大暑船は漁船に引かれて漁港を出、海上で火がつけられ、豊作や平和な生活が願われる。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年7月23日

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