習近平国家主席は12月2、3日に南アフリカを公式訪問した。両国は両国関係を対外政策・戦略の支点、優先的方向と見なしており、両国は「同志で兄弟」という特殊な関係にある。急速に発展する中国・南アフリカ協力は必ずや中国とアフリカの協力深化を先導し、中国とアフリカの連携を牽引する。(文:沈丁立・復旦大学国際問題研究院副院長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
中国と南アフリカの政治的相互信頼は、両国の包括的・戦略的パートナーシップ発展の各方面ですでに実行されている。二国間分野では、経済、貿易、人、文化交流を強化し続け、両BRICS構成国間の貿易・投資関係は日増しに活発化している。中国と南アフリカはアジアとアフリカの経済大国であり、南アフリカにとって中国は最大の貿易パートナー、中国にとって南アフリカはアフリカで最大の投資先国だ。中国・南アフリカ協力は南アフリカ経済の発展能力を強化し、南アフリカの経済的台頭に一層の空間を開拓し、両国民に確かな利益をもたらした。
中国・南アフリカ関係の発展は国際秩序の改善への貢献となった。地域・世界レベルにおいて、両国は世界の発展と国際安全の観念が一致し、または近く、重大な国際問題で積極的に協調し、多くの共通認識を持つ。また、G20、BRICS、気候変動「BASIC」4カ国など多国間枠組は中国と南アフリカの協力に舞台を提供した。中国・南アフリカ両国は世界の均衡維持、国際秩序の改善、人類の進歩の推進に日増しに卓越した協同役割を発揮している。