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ブレア元英首相「対中関係発展は英国政界の共通認識」
  ·   2015-10-19
タグ: 習近平;訪英
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習近平国家主席の英国公式訪問を間近に控え、英国のブレア元首相がこのほど、ロンドンの中心部にあるオフィスで取材に答えた。ブレア元首相は、「私は英国の首相を任じていた10年間に、中国と堅固な関係を構築することを一貫して強く主張してきた。現在のキャメロン首相は中国との関係をさらに強化しており、ここから英国政界は政治的立場が違っても対中関係の発展で共通認識を有していること、いずれも英中関係を非常に重要だと認識していることがわかる」と述べ、「習主席の訪英は英中関係の深いレベルでの発展をさらに推進し、英中の全面的な戦略的パートナー関係が『黄金の10年』に歩みを進めるよう牽引することになる」と期待を示した。

ブレア元首相は在任中にたびたび中国を訪問し、まさにその任期内の2004年5月、両国は全面的戦略的パートナー関係を結んだ。

ブレア元首相によると、英国は開放的な国であり、貿易や金融サービスなどの分野で明らかな強みがあり、英中経済貿易協力には高い相互補完性があり、英国は中国の対英投資の急激な増加に歓迎の意を示している。両国がインフラや金融の分野での協力を深めることを願うという。

またブレア元首相は中国が英国の原子力発電産業に投資することを歓迎し、中国が英国の鉄道やその他のプロジェクトに投資することを希望し、両国がこうした分野でより多く協力を展開することを期待するとした。「英国の鉄道システムは高速鉄道のスピードへの引き上げが必要であり、これにより都市への過度の密集、住宅不足、就職難などの問題が解決される。原子力発電や鉄道網の建設といった分野で、中国は英国のインフラ発展に協力するための特殊スキルと資金を持ち合わせており、こうした協力は両国にとってウィンウィンのものとなる」と述べた。

金融分野での協力について、ブレア元首相は、「中国はロンドンの国際金融センタープラットフォームを利用して人民元国際化の目標を達成し、英国で人民元建て政府保証債を発行し、金融レベルでの両国の実務的協力の展開を確保することができる」との見方を示した。

ブレア元首相は人的・文化交流の重要性を強調し、「より多くの英国人学生が中国で勉強し、両国国民がそれぞれの国の社会や文化などをめぐって理解を深め、ひいては両国関係の積極的な発展を推進することを願う」とした。

ブレア元首相は欧州と中国との関係について、「英国は欧州連合(EU)の重要なメンバーであり、中国とも良好なパートナー関係を維持しているため、欧中関係全体の発展を後押しすることができる」と述べ、国際問題については、「英国はテロリズム対策、気候変動への対応などの分野でよりいっそう協力を強化することができる。中国は日に日に強く大きくなっており、国際問題は中国の参加無しでは解決できない。国際社会は中国がますます大きな役割を発揮することに期待を寄せる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年10月18日

 

ブレア元英首相「対中関係発展は英国政界の共通認識」--pekinshuho
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