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習近平主席の訪英は英国にとって中国人観光客を呼び込むチャンス
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· 2015-10-15 |
タグ: 習近平;訪英;政治 | 印刷 |
英国のジョージ・オズボーン財務相は現在、新たなパートナーを探している。中国の習近平国家主席が19-23日の日程で予定している英国公式訪問は、オズボーン財務相にとっては、英国を「中国の西洋で最も良きパートナー」に変える大チャンスとなる。環球時報が英国紙「ロンドンイブニングスタンダード」の報道を引用して報じた。
習主席は「ビザ」のことを心配する必要はない。英国の外務省が全ての手続きがスムーズに行くよう手配している。訪英する他の中国人もそうなることが願われる。中国人が、英国に滞在するためのビザを取得するとなると、申請書にたくさんの必要事項を書き込み、権利を持つ申請センターで予約しなければならない。さらに、そこが自宅からどんなに遠いとしても、申請者本人が赴いて、指紋を採取してもらわなければならず、旅行に行く理由などを聞かれる。その後、家に帰って3週間ほどしてやっとビザを手に入れることができる。
英国滞在のビザを取得するのに必要な費用は、シェンゲン・ビザ取得の2倍で、後者のほうが取得が簡単だ。中国人が欧州旅行に押し寄せている中、英国だけは避けられているのもうなずける。2014年、英国を訪問した中国人の数は前年比7.6%減だったのだ。財布のひもがゆるい中国人旅行者が減ると、英国の小売業やホテル業も打撃を受ける。英国の就職や経済成長は暗雲が立ち込めている。
英国は何をしなければならないのだろう?まず、内閣大臣たちは、有言実行し、中国人がビザを取得しやすいシステムにしなければならない。例えば、取得に必要な時間を3週間から5日に短縮するのはどうだろう。また、欧洲の他の国に倣い、短期ビザのオンラインでの延長手続きを認めたり、携帯のアプリで申請書が提出できるようにしたりすることも必要だろう。
米国人は早くから中国人を優待するようになっており、ビザの有効期間を6ヶ月から10年に延長した。英国対中国ビザ聯盟は、ビザの有効期間を10年にすれば、英国を訪問する中国人観光客は1年あたり26万5千人増え、3億3千万ポンド(約604億円)の経済効果が生まれると予測している。キャメロン首相とオズボーン財務相にとって、これらがメリットとなるのは間違いなく、習主席との会談はそれらを実現する絶好の機会となる。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年10月15日
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