北京で働く王さんは母親への中秋節の贈り物にスマートフォンを購入した。「母は実家にいて、1年にそう何度も顔を合わせるわけではない。母は同じくらいの年の友達と踊りに行ったり旅行したりしているが、いつも私たち家族のことを考えてくれている。スマートフォンを買って、写真の取り方や『微信』（WeChat）の使い方を教えてあげれば、母が日々の暮らしぶりを記録してみんなと共有することができるし、自分もいつでも両親と暮らしの一コマ一コマを共有することができる」という。

▽海外旅行が人気 フリーツアーはリゾート重視

今年の中秋節は国慶節連休と3日しか間隔がないため、会社勤めの人は3日間休みを取れば、12日間の長い連休になる。休みが長いため、長距離で中味の濃い旅が今年のダブル節旅行の新たな傾向だ。

オンラインで自分好みの旅行を組み立てる人がますます増えている。ダブル節期間には、携程旅行網、去哪児網、「阿里旅行・去啊」などのオンライン旅行業者がうち出す旅行は、ルートが豊富、リアルタイムで情報が更新される、価格が安いなどの利点から、大勢の旅人を引きつけており、彼らを旅へと送り出している。

中でも会社勤めの人々に人気があるのは長距離の海外旅行だ。携程がうち出す総合的海外フリーツアーおよび団体ツアーのデータをみると、今年の中秋節連休、国慶節連休に携程で長距離海外旅行を手配した人は前年同期比150％以上増加し、人気旅行先はロンドンとパリで増加率が大きく、ロンドンは同261％、パリは同243％、それぞれ増加した。また近隣諸国・地域への海外旅行熱も依然として高く、前年同期比100％以上増加した。人気旅行先上位3カ所は香港、東京、バンコクだった。（編集KS）

「人民網日本語版」2015年9月25日