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より高水準の開放に向かって進む中国
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· 2019-07-03 · ソース:北京週報 |
タグ: 外商投資法;開放;政治 | 印刷 |
2019年7月30日から、「外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)(2019年版)」「自由貿易試験区外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)(2019年版)」、そして「外商投資奨励産業目録(2019年版)」(以下「産業目録」)が同時に施行開始となる。
新たに修正されたネガティブリストは、サービス業・製造業・採鉱業・農業で新たな開放の措置を打ち出し、より多くの分野で外資の株式保有もしくは単独出資経営を認め、自由貿易試験区で開放のテスト事業を引き続き進め、より開放的で円滑で公平な投資環境を構築し、より範囲の広いグローバル産業チェーンの提携を推進していく。
外商投資を奨励し、外商投資の管理を整えることは中国の近年来の経済活動における重点の一つだ。中国経済が「新常態」(ニューノーマル)に入り、急速な発展から質の高い発展へと転換した後、いかに中国経済の効率を効果的に高めるかは新たな時代の命題となっている。この段階では、中国自身がサプライサイドの構造的改革と産業構造のアップグレードをさらに深化させるだけでなく、外商投資もかなり重要な役割を果たすことになる。
一方では、外商投資の導入は資本と労働力の投入を増やし、経済成長を促進する。とりわけ、それらの資源と労働力が足りない産業にとって、外資投資の増加によって生産が増加し、労働収入もさらに上昇する。これはいずれも内需拡大をサポートするものだ。需要と供給が同時に増加する状況下で、産業規模は拡大することになり、それによって経済成長を促進する。
もう一方では、イノベーションは発展を推し進める。テクノロジーの進歩は経済成長の核心となる原動力の一つだ。改革開放以来、中国経済の急速な発展と同時に、科学技術も絶え間なく進歩しているが、一部の特定分野では先進国との間にまだ一定の距離がある。優れた外資の導入は資本とともに先進的な生産技術をもたらし、また波及効果を通じて中国のテクノロジーの進歩を促進する。まさにこうした理由から、製造業の質の高い発展への外資の参加を奨励することは2019年版「産業目録」の主要な変化の一つともなっている。
このほか、外商の先進的な管理経験と経営理念も中国企業にとって参考となる。規範化した外資の中国市場への参入は、「ナマズ効果」(あるグループに異質な要素が加わって活力が高まる現象)を生み、市場のすべての企業が絶え間なく自身の実力を高め、技術研究開発を加速させ、ガバナンス制度を整えることを強く促す。
2019年版「産業目録」の中で、中西部地区における外資系産業の移転受け入れのサポートも大きな注目点だ。経済発展の不均衡がもたらす地域格差は従来より難題となっている。近年来、中西部の発展をサポートする諸政策の実施で、この問題はある程度緩和されているが、東部と西部の発展水準はいまだに比較的大きな差がある。外資系産業の中西部地区への移転をサポートし、外資の中西部への流入を導くことは、調和のとれた発展を推し進めるだろう。
経済のグローバル化と貿易の一体化の流れのもと、世界各国間の経済交流がますます頻繁になり、外商投資の奨励と国際間の経済貿易協力の実現は、中国経済が質の高い発展を実現する客観的な必要であり、さらなる対外開放拡大のしかるべき筋道でもある。
「北京週報日本語版」2019年7月3日
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