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グローバル化の現地化を推進する「一帯一路」
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· 2017-05-18 |
タグ: 一帯一路;グローバル化;政治 | 印刷 |
「中国は人類のために大きく貢献しなければならない」という毛沢東主席の当時の願いは、今日の中国が「一帯一路」を通じて実現しつつある。「一帯一路」(「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海のシルクロード」)国際協力サミットフォーラムの成功は、「世界は中国を育み、中国は世界に還元する」というテーマを具現化したものだった。
「一帯一路」は改革開放経験、工業化経験、貧困脱却・富裕化経験を伝えることにはっきりと体現されている。「一帯一路」は関係国の学習コストを低減し、それらの国々が自国の国情に合った発展路線を取り、ひいては危機をチャンスに変えた発展や飛躍的な発展を遂げることを奨励するものだ。
(一)改革開放経験:開放で改革を促し、改革で開放を促す。「一帯一路」は中国改革開放のロジックを「中国の世界(主に先進世界)に向けた開放」から「世界(特に「一帯一路」関係国)の中国に向けた開放」へと変え、世界の開放、特に発展途上国間の相互開放を促進している。「一帯一路」によって、関係国の改革と国際体系の変革が迫られている。例えばケニアのケニヤッタ大統領は3カ月に1度モンバサ・ナイロビ鉄道とモンバサ港の建設現場を視察し、中国の指導経験を学んでいる。国際的には、まさにアジアインフラ投資銀行(AIIB)効果が示す通りだ。アジア開発銀行(ADB)と世界銀行はAIIBが「高効率、グリーン、廉潔」という高基準を掲げたことで改革を迫られ、人民元の国際化により国際金融体系の変革が静かに始まっている。
(二)工業化経験:インフラを先行させ、国民生活に恩恵を及ぼす。WTO加盟から9年後の2010年、中国は米国を抜いて世界一の工業製造国になり、現在の工業生産額は米国の150%、米日独の総和に相当する。これが中国の「一帯一路」構想提唱を支える自信となった。中国の工業化経験を凝縮すると、「インフラ+国民生活関連プロジェクト+教育」になる。インフラ分野において、中国には建造・運営・管理が一通り揃っているという優位性がある。中国は「一帯一路」を通じてアフリカで「三網一化」戦略(高速道路網、高速鉄道網、地域航空網、インフラ工業化)を進め、国民生活関連プロジェクトと教育訓練を押し広め、アフリカが貧困の悪循環を脱し、経済発展ベルトを形成し、工業化と農業現代化を実現して、政治と社会の全面的進歩を遂げられるようにしている。さらに中国・パキスタン経済回廊は六大経済回廊の旗艦プロジェクトであり、パキスタンがインフラ面の弱点を補い、工業化を進め、経済のテーク・オフを実現し、最終的に「中等強国」になれるよう支援している。
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