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「臨夏磚雕」 四角いレンガに刻まれる世界
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· 2017-05-02 |
タグ: 中国;建築彫刻;社会 | 印刷 |
「磚雕」は2000年以上の伝統を持つ、中国独自の建築彫刻および装飾芸術だ。北宋時代(960~1127年)に始まり明清時代(1368~1840年)で技術が確立した「臨夏磚雕」は、かつて古代シルクロード西域南道(タクラマカン砂漠の南、崑崙山脈の北を通る道)の重要都市だった甘粛省臨夏回族自治州臨夏の民間伝統技術であり、中国「磚雕」芸術の流派の一つでもある。「臨夏磚雕」は2006年に第1次国家級無形文化遺産リストへ登録されている。
「臨夏磚雕」は浮き彫り、高浮き彫り、平彫り、平面彫刻および立体彫刻の透かし彫りなどの技法を取り入れ、切る、輪郭を描く、削る、穴を開ける、掻き出すなどの多様な手法によって、レンガ造りの壁の装飾品や置物などの工芸品にレンガを加工する。
「臨夏磚雕」は伝統を守りながらも進化して長年衰えることなく、絵画や木版画などといった芸術から優れた技術を取り込むことで更なる発展を遂げてきた。臨夏では現在20以上の企業が「磚雕」を生産しており、年間生産額は2億元を超え、産業従事者は2000人にも上る。その内220人は「磚雕」職人で、年間2万平方メートル以上もの「磚雕」を手作業で仕上げているという。(写真は全て新華社の范培坤記者が撮影)
甘粛省臨夏回族自治州臨夏県にある「磚雕」製造会社の「磚雕」職人によって彫られている「臨夏磚雕」
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