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「法三章」
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· 2016-06-24 |
タグ: 「法三章」;李克強;10のキーワード | 印刷 |
「法三章」とは、中国の李克強・国務院総理が2013年3月17日の第12期全国人民代表大会第一回会議閉幕後に行われた内外記者会見で語った言葉である。それはつまり、△今期政府の任期中は、政府関連建築物の新築を一律に禁ずる。△財政資金で雇用する人員は減らすだけで、増やさない。△公費による接待、公費による海外視察、公費による車両購入も減らすだけで、増やさない。これは政府自体の利益に矛先を向けたもので、質素な政府にすることで人民の信頼を得て、人民に幸福をもたらすことを目指すことから、「人々の心をつかむための契約」といわれている。その後、中国の国務院と地方政府は拘束性をもつ措置を打ち出し、政府関連建築物の建設、財政資金で雇用する人員と「三公経費」を厳しく抑制した。「法三章」は中国政府の持続的行動となり、政府支出を大いに節約して、行政コストを減らしたのである。
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