樹木活着率の向上　

張家口では、「樹木の成育は子どもを育てるのと同じだ」と言われている。張家口市は乾燥・半乾燥地区に位置し、樹木の活着難度が高く、維持するのも難しい。後期の育成、病害虫被害対策、防火などには人力と資金を必要としている。ここ数年、森林保護員による管理・保護、森林保護専門チームによる管理・保護、企業委託による管理・保護、造林地所有者による管理・保護、受益者による管理・保護など、さまざまな形で管理・保護メカニズムを健全化し、造林と管理を並行して行っている。

グリーンな発展と豊かになることの両立　

張家口市における貧困村と貧困人口の数は、河北省の地級市（省と県の中間にある行政単位）で最も多い。張家口市は生態効果と経済効果を結び付け、ブドウやアーモンドなどを主とする果物・ナッツ類の経済林、薬材や食用菌、野菜、養殖を特色とする農林複合経営を重点的に発展させ、造林緑化と美しい村の建設・農村観光とを結び付け、グリーンな発展と豊かになることの両立を実現する。

「北京週報日本語版」2016年6月27日