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合肥経済技術開発区、柔軟な支援策で就職・創業率向上
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· 2016-08-05 |
タグ: 企業;開発区;経済 | 印刷 |
理髪店「パリの春」店主の王華さんは、10万元の創業担保貸付金を手にしたその時、暗い陰が消えたように感じた。王さんは、「この10万元で、パーマ・カラーリングの機械をもう1台入れられる。それから店構えを新しくできるし、店員をもう1人雇うこともできるようになる」と語った。
王さんは安徽省合肥経済技術開発区にある海恒コミュニティの住民。同コミュニティの創業技能理髪美容育成訓練を受けて、小さな理髪店を開いた。開業後、店の経営に必要な資金が足りなくなっていた王さんにとって、創業担保貸付金はまさに「恵みの雨」だった。
昨年、同開発区の海恒コミュニティは管轄区域内の就職・創業希望者を訪問した上で、ワンストップの問い合わせ対応サービス、オーダー式の育成訓練、情報化サービスなどを含む「スモール、スピーディー、フレキシブル」な就職・創業サービスモデルを構築し、就職・創業の手続きを簡略化しただけでなく、より便利で心のこもった総合サービスを提供し、就職・創業の成功率を高めた。
雇用・就職と創業は最大の国民生活プロジェクトである。合肥経済技術開発区は雇用・就職と創業政策の実際的で細かいことから着実に取り組み、柔軟で多様な形式を採用し、住民が就職・創業の夢を実現しやすいよう便宜を図った。同開発区人事労働局の責任者は、「就職・創業サービスを提供する上で目指しているのは、効果が高いことと住民が満足することだ」と述べている。
同じように「スモール、スピーディー、フレキシブル」なサービスだが、合肥経済技術開発区の臨湖コミュニティで採用したのは「求人情報スーパーマーケット」という形式だ。「求人情報スーパーマーケット」には、企業求人情報の書かれたプレートが実際のスーパーマーケットのように並べて展示されている。職種は総務管理、秘書、財務、マーケティング、建設、生産技術者、酸水素溶接工、店員など数十に及んでおり、さまざまな求職の需要を満足させることができる。臨湖コミュニティの責任者によると、コミュニティの「求人情報スーパーマーケット」は管轄区域内の住民に求職者登録サービスを提供し、求職者に政策関連アドバイス、就職指導、技能育成訓練、創業プロジェクト紹介などの一括サービスを提供するとともに、雇用企業との情報交換を通じて、便利で、スピーディーで、フレキシブルで、実用的な求職プラットフォームを構築した。2009年に設立されて以来、土地を失った現地農民延べ3000人に就職指導を行い、延べ1500人の求職者を推薦した。小額利子貸付金を72口交付し、その金額は630万元に達した。これまでに促進した就職者は267人に上る。
身体障害者の就職・創業はとりわけ困難が多い。高劉コミュニティでは、身体障害者支援資金に力を入れ、柔軟でスピーディーな身体障害者向け就職・創業プラットフォームを構築した。雇用比率に基づく身体障害者分散雇用、公益性のある就職口の身体障害者優先雇用、身体障害者の小規模企業創業に対する貸付金援助優先支給といった措置の推進を通じて、身体障害者の就職状況を改善した。それと同時に、助成にも力を入れ、1人当たり2000元の創業支援資金を援助し、身体障害者の創業意欲を効果的に高めた。
「北京週報日本語版」2016年8月5日
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