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証監会トップ交代でA株新時代は到来するか
  ·   2016-02-24  ·  北京週報
タグ: 株式市場;投資家;経済
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先ごろ、肖鋼氏に代わって劉士余氏が中国証券監督管理委員会(以下「証監会」)の新たな党委員会書記、主席に就任した。

客観的に言って、肖鋼氏が証監会主席に就任していた3年間、その業績には賞賛に値するところもあった。登録制改革、「新三板」市場(ハイテク企業が集積する中関村科学技術パーク企業銘柄の取引市場)拡大、上場廃止新政策の発表、上海と香港の株式市場相互乗り入れ制度打ち出しといった措置は、一時は株式市場改革深化という新風を巻き起こした。肖鋼氏の在任中、法律法規違反事件に対する取り締まりも強化された。その証拠に、昨年1年で証監会が科した罰金の金額はこれまで20年余りの総和を上回った。

しかし多くの投資家がひどく憂鬱な思いをした主な理由は、A株市場の過去3年間の乱高下が「レバレッジ、デレバレッジ」の政策変動とリンクしていて、それが一部投資家の損失に直接つながったことだ。

本質的に言えば、こうした一貫性を欠く政策の背後にあるのは、A株市場化改革の無秩序化と常態化管理監督の不足である。これは「肖鋼時代」における最大の遺憾事項であり、A株市場が「劉士余時代」に向かう上で最大の難題でもある。

A株市場は結局のところ改革するべきなのか?これまでの改革措置を引き継ぐべきなのか?これについてはほとんど討論の必要はない。改革は引き続き深化させなければならない。登録制改革や新三板市場拡大のような良い改革措置は、「劉士余時代」にもさらに万全なものにし、実施していくべきだ。長年にわたって解決が必要な問題を多く抱えてきたA株市場にとって、どんな技術的改革も順を追って次第に進めるべきであり、「市場改革の名を借りた行政による調整」で人為的に上がり相場にすることはぜひとも避けねばならない。

 

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