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解振華氏「世界のCO2排出量抑制に貢献した中国」
  ·   2016-03-07  ·  北京週報
タグ: 全人代;環境保護;社会
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「2015年に世界の二酸化炭素排出量が増えなかったのは、主に中国の貢献によるものだ。多くの研究機関がこう判断している」。3月7日、中国人民政治協商会議(全国政協)委員の解振華氏は、記者から環境問題に関する質問を受けた際このように述べ、「各国の二酸化炭素排出量はその国の発展と直接的に関係している。そのため、中国はINDC(各国が自主的に決定する約束草案)で、2030年頃までに中国の二酸化炭素排出量がピークを迎えるようにするという目標を明確にした」との考えを示した。

解氏はさらに次のように述べた。「中国は発展途上国で最初に排出量ピークの概念を打ち出し、国際社会から評価された。今のところ中国の二酸化炭素排出量はまだ増加しているが、中国は排出量削減に非常に力を入れている。中国のこの20年の累計省エネ量は世界全体の58%を占めている。また中国の再生可能エネルギー設備容量は世界の24~25%で、ここ数年の増加量は世界の37~42%を占める」。

解氏によると、中国の排出量削減措置は国際的にも通用するやり方だという。まず省エネでエネルギー利用効率を高め、次に再生可能エネルギー、すなわちゼロカーボン・エネルギーを普及させ、第三に森林二酸化炭素吸収源を増やし、第四に経済構造と産業構造を調整する、という方法である。

解氏はさらに次のように述べた。「中国が2030年頃をピークに設定したことは、我々の経済発展段階と直接関係している。2020年に中国は工業化をほぼ達成し、2025年~2030年には都市化が一段落し、人口増加も2030年頃には落ち着くと見られている。中国が最終的にピークを2030年頃に設定したのは、以上の点を考慮してのことだ」。 (カメラ・本誌記者魏尭)

「北京週報日本語版」2016年3月7日

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