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幹部の改革革新を奨励し誤りは許容・修正を 中国政府
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· 2016-03-07 · 人民網 |
タグ: 全人代;公務員;政治 | 印刷 |
中国国務院の李克強総理は5日午後、第12期全国人民代表大会(全人代)第4回会議で2016年の政府活動報告を行い、その中で「奨励メカニズムと誤りを許容し修正するメカニズムを整備し、改革革新を行う者に支えと励ましを与え、大勢の政府幹部が事業を行いたいと願い、事業を行おうと思い、事業を成し遂げることができるようにする」と述べた。
中国は改革を全面的に深化させ、国のガバナンスシステムとガバナンス能力の現代化を推進し、新しい状況や新しい問題に常に向き合ってきた。各レベルの政府と幹部はよりどころとすべき先例がなく、手探りで前に進むことしかできず、これで誤りなしでいることは可能だろうか。誤りがあればどうしたらよいだろうか。当然のことながら、こうした問題は区別して考え、失敗には寛容に、試行錯誤を認め、誤りがあれば必ず修正し、特に改革革新を行おうとする勇気のある者を支え、「勇敢な改革者を守る」精神を提唱する必要がある。誤りを許容し修正するメカニズムとは限界を超えることを躊躇する恐れの気持ちを取り除き、気楽で寛容で調和の取れた事業・起業環境を創出し、改革革新を奨励するというものだ。
分析によると、現代の各国の公務員制度には1つの共通した特徴があり、それは保守的な傾向が強く、革新が不足しているということだ。中国の改革開放が危険の大きい深水区域に入ったことを背景として、誤りを許容するメカニズムを構築することには格別の意義があり、幹部の改革革新の積極性を発揮させ、発動させる上でプラスになる。
誤りを許容し修正するメカニズムは政府活動報告のキーワードの1つであり、志気を高める役割を担い、経済の下ぶれ圧力が強まる状況のなかで一層そうした役割を担うといえる。だがメカニズム構築では、改革の中の模索による誤りと故意の違法行為とを区別しなければならない。改革革新を行おうとする者の後ろ盾になってこれを守ると同時に、「不作為」や「無計画な行動」への警戒を怠ってはならない。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月6日
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