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新大国関係構築が中米トップの共通認識に
袁鵬(中国現代国際関係研究院副院長)  ·   2015-08-24  ·  北京週報
タグ: 中米関係;新大国関係
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 注力する重点を明確に

もちろん、中米の新たな大国関係の構築はいまだかつて誰も成し得ていない新たな道だ。過去40年の中米関係の成功経験を総括し近現代の大国対抗の教訓を汲み取った上で、次のいくつかの点を今後力を注ぐ重点とするべきだろう。

(1)新たな時代において利益が重なり合う点を追求し、共通利益の基礎に立って「共通価値」を探し求め、中米の新たな大国関係のためにより堅固な基礎を築く。

(2)両国交流のチャネルを豊富にし、人や文化の交流と地方交流のエネルギーを解き放ち、両軍交流の独特の効果を発揮し、新たな大国関係構築のために原動力を注ぎ込む。

(3)2カ国間外交の深化と複数国間外交の発展をベースに「中+米+X」3カ国間外交を推進し、新時代の中米関係が第3者要因の影響から抜け出し、中米関係と中国・隣国関係が相互に作用し合い、互恵・ウィンウィンの関係を築くことを目指す。

(4)引き続き「韜光養晦」(実力があってもひけらかさず慎重で控えめな姿勢を保つこと)し、自身の能力や修養を高める努力を続けていく。これは中米の新たな大国関係構築の基礎である。中国は急速に台頭しているが、最終的に社会主義現代化強国となるまではまだかなりの道のりがある。また、米国は苦境にあるとは言え、総合国力の優位性と復活の潜在力は依然として巨大で、中米の実力格差が近いうちに実質的に縮小することは難しい。これは、中国が「韜光養晦」を続けることが依然として戦略的に必須であることを意味している。

対米外交には大きな戦略計画が必要であると同時に、きめ細かな推進も求められる。これは中米の新たな大国関係構築の重要な保障だ。中米の新たな大国関係構築は、その希望の兆しは見えてきたものの、達成までの道のりはまだ遠い。

「北京週報日本語版」2013年5月15日

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