新疆維吾爾（ウイグル）自治区は美女だけでなく美食も多い地域として知られ、その独自の風味をもつ料理は中国全土に広まっている。しかし、本場のウイグル料理を楽しむためには、やはり一度ウイグルに足を運んでみる必要がありそうだ。まずは写真でその魅力をご堪能あれ。

最強の「焼全羊」 

羊の丸焼きはウイグル料理の極みといえる。外はこんがり、中の肉は柔らか。薫り高く飽きのこない味だ。

本場の「大盤鶏」鶏肉とジャガイモが織り成す究極のハーモニー。色艶も鮮やかで、ピリ辛の鶏肉とホクホクのジャガイモは絶品。最後はその煮汁に白く柔らかい麺をつけて食べれば締めも完璧だ。

豪快な「手抓肉」 

ここで用いられるアルタイ大尾羊は「国家地理標識保護産品」に指定されており、脂身は濃厚だが脂っこく感じない。一度食べたら思い出すだけでも涎が垂れる。

魅惑の「野魚宴」 

「一度食べたら3日はその美味が忘れられない」といわれるほど有名なウイグル・福海県の「全魚宴」。もし食べなかったら、一生残念に思うだろう。

腰のある「拉条子」拉条子の学術名は拌面といい、麺を棒で捏ねたり押さえたりせずに、人力で引いたり叩いたりと、難易度の高い製法で作られるウイグルの麺のこと。非常に腰のあることで知られる。

万人うけの「湯飯」北疆、南疆、都市と農村のわけ隔てなく、子どもから大人まで誰もが愛して止まないのが「湯飯」だ。人気の秘密は、まずはスープのコク。新鮮なウイグルの羊からダシをとっており、味よし身体によしの飽きのこないスープだ。そして、「飯」といっても米ではなく、地元で作られた歯ごたえのある小麦粉が「飯」の替わりを果たし、口に入れるやスープと絡みあって柔らかく旨味が広がる。

爽やかな「涼皮子」新疆の「涼皮子」は腰のある透明な水分たっぷりの冷やし麺で、辛味と酸味がマッチし爽やかな歯ごたえだ。（編集IM）

「人民網日本語版」2015年9月15日