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感動でつながり前進する
王衆一  ·   2021-07-30  ·  ソース:人民中国
タグ: 東京五輪;オリンピック;中日交流
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オリンピック史上最も特殊なオリンピック――不運続きの第32回夏季オリンピックの聖火がついに東京のメインスタジアムに灯された。東京オリンピックのテーマは「United by Emotion(感動でつなぐ力)」と「Moving Forward(前を向いて生きる力)」。開会式では、会場のデザインや段取りがぴったりこのテーマに沿っており、互いに関連するいくつかの要素が見えつ隠れつ平行してそれを貫き、東アジアの伝統的知恵や日本の文化的特質、隠喩的な国家の象徴、国際化した庶民の気質、斬新なオリンピックの理念を提示していた。そのうち多くの見どころと注目点は、北京冬季オリンピックでも参考にできるものだ。 

開会式では死者に黙祷するパートが設けられ、森山未來がソロダンスで鎮魂を意味する舞踏パフォーマンスを行った。一部のネットユーザーは「陰気」すぎると批判したが、戦後発展してきた舞踏は命を哀れむというテーマを表現することを得意としており、今回のオリンピックで特別に追加された黙祷パートに配置したのは適切だっただろう。それは人間の神経伝達を象徴した赤い糸のダンスと呼応し、新型コロナ下の人類の、引き離されたいらだちとつながりを回復したい渇望を表し、「United by Emotion」というテーマをも表した。そして、最後の聖火点灯で、医療従事者を聖火ランナーにしたこともまた、感染症を恐れず希望を迎えることを表し、「Moving Forward」というテーマに合致していた。 

開会式の映像には、会場地下のヒマワリの種が登場し、会場では速いスピードで成長する小さな苗が映し出された。これは2013年に開催権を得てから育ってきた今回のオリンピックを意味している。小さな苗は最後、聖火点灯のパートで子どもたちが手に持つヒマワリの花束になった。花束に囲まれて、オリンピック史上初めて使われた、燃焼時に二酸化炭素を発生させない水素燃料の聖火が点灯された。水素はまさに太陽の燃料であり、聖火はこれにより日本という国の暗喩になった。 

東日本大震災の被災地の再建と復興の願いは「Moving Forward」というテーマに溶け込む形で示された。国旗掲揚パートで国旗を運んだ人の中には福島県出身者がいた。聖火が日本に伝わったときには、福島から上陸した。会場での聖火リレーに被災地の子どもたち6人が選ばれただけでなく、周囲で聖火を迎える子どもたちが持つヒマワリの花束まで福島などの被災地から来たものだった。最後、水素の聖火が燃え上がったが、水素燃料は福島県浪江町の「福島水素エネルギー研究フィールド」で作られたもので、「311」の大震災後の福島の復興を象徴していた。 

江戸時代の大工たちによる民家の上棟式でのトンカチなどを打つリズムは、現代の若者のタップダンスにつながった。大工たちが縄を引っ張ると、折り重なっていた木製の五輪がゆっくりと広がった。この材料は前回の東京オリンピックからの贈り物だ。1964年の東京オリンピックのときに各国の選手が持ってきた世界各地の樹木は57年を経て成長し、その間伐材が今回使われることになった。それだけでなく、メイン会場の「新国立競技場」設計者の隈研吾の構想も木材に注目していた。この日本47都道府県の木材を使って建てられた会場は、木材を建築材料とする伝統的理念と低炭素環境保護の特質を表し、2005年の愛知万博の会場建築の理念を受け継ぎ、21世紀以降、コンクリートの使用を減らし、自然と緑に調和する日本建築の脱工業化の環境保護思考を反映した。会場の内外で、57年前の世界各国の樹木と今日の47都道府県の木材が時空を超えて一同に会し、東アジア的な「代々伝わる生命の力」という伝統的知恵を示した。無観客での開催となったが、隈研吾は禅機を感じて客席にさまざまな色をデザインし、「色」を使って「空」を均衡させ、「空不異色、色不異空、空即是色、色即是空」に新たな解釈を与えた。各国選手の入場時、空席に当てられたライトはその国旗の主な色に従って変化し、幻想的な応援団のような効果を生み、無観客の会場を温もりで満たした。 

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