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「打工人」とは何ぞや?
  ·   2020-11-24  ·  ソース:人民網
タグ: 雇用;労働者;中日交流
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では「打工人」とは?

現在のところ、「打工人」に定義されているのは、肉体労働から頭脳労働などに携わる働く人全て。建設現場でレンガを運ぶ作業員も、オフィスで働くホワイトカラーも、中間管理職の人も、起業家も、「打工人」を自称できるとしている。「打工」本来の意味から考えると、「雇われ者」となりそうだが、そうなると起業家というのは当てはまらなくなってしまう。そこで人民網では働く人という意味から「ワーカー」という訳語を採用している。

ただ、実際に「打工人」を使ったスタンプやネタを見る限り、確かに「社畜」のように上司や会社には従わざるを得ない身分でありながら、「社畜」ほど自虐的ではなく、かといって「ワーカー」というほどオシャレでもないのではないかというのが私個人の意見。しかし現在までに「ワーカー」よりもしっくりして、「打工人」のネタにも使える日本語の翻訳を思いつけてはいない。

自分を「打工」する人だと貶めつつも、やや皮肉りながら、前向きに今の状況を受け入れ、でもちょっとバタ臭さを残した「打工人」という言葉が、イマドキの働く中国人たちの心情を余すことなく表現していたため、ネットで大きな話題を集めたのではないだろうか(文・イラスト・玄番登史江、袁蒙)。

「人民網日本語版」2020年11月23日

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