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「打工人」とは何ぞや?
  ·   2020-11-24  ·  ソース:人民網
タグ: 雇用;労働者;中日交流
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最近、中国のネットを賑わしているワードがある。それは「打工人」。日本語に訳すならば「ワーカー」または「働く人」といったところだろうか?今回は今年のホットワード入りを果たすかもしれない「打工人」を中心に、中国で働く人々にまつわる話題を紹介していこう。人民網が伝えた。

働く人々を表す中国語の呼び名いろいろ

「打工」という中国語は雇われて働く、またはアルバイトするという意味。そのため、「打工仔(男性の場合)」や「打工妹(女性の場合)」などは、臨時雇いの職業や地方からの出稼ぎ労働者を指すことが多い。この他にも、「臨時工(アルバイト)」や「農民工(農村からの出稼ぎ労働者)」といった単語もある。また会社で働く人々を指す単語としては、「上班族(サラリーマン)」や「白領(ホワイトカラー)」など。これらの単語はどちらかというと働く人を客観的に表す呼び名と言えるだろう。

「社畜」や「996」の時代へ

一方で経済が発展し、競争が激化していくのにつれて、働く中国人たちを取り巻く状況もますますハードになっていき、人々のストレスも増している。それに伴い、働くことにまつわる自虐的な呼び名も使われ始めるようになった。その代表的なものとしては、日本語からそのまま使われるようになった「社畜」がいい例かもしれない。

さらには、もともとは建築作業に関わる肉体労働者たちのベーシックな仕事である「搬磚(レンガ運び)」を「単純作業でしかも低賃金」の仕事を指す代名詞として使用するようになったり、2016年に大ヒットした上海彩虹室内合唱団の「感覚身体被掏空(まるで体が空っぽになったみたい)」は社畜の悲哀をユーモアたっぷりに歌い上げた。そして2019年のホットワード入りを果たした「996」は朝9時から夜9時まで、週6日勤務という過酷な勤務スタイルを表現している。

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