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日本人カメラマンがとらえた中国の子供達と「時代の映像」
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· 2020-06-03 · ソース:人民網 |
タグ: カメラマン;子供;中日交流 | 印刷 |
昨年の6月1日、秋山氏は招きに応じて娘とともに上海や杭州、成都など多くの都市を訪れ、一連の「中国の子供達」のサイン会・販売会や展覧会の開幕イベントに参加した。秋山氏が中国を訪ねたのは40年近くぶりであり、秋山氏はこの訪問で写真集の主人公たちと再会することとなった。写真集に写真が収録された内蒙古(内モンゴル)自治区の3人の少女たちはわざわざ会場に駆け付け、秋山氏と再会した。彼女たちは秋山氏に、「子供の頃は家が貧しくて、この写真以外、子供の頃の写真はない」と話した。三姉妹はこの写真を一生で最も大切な物として大事にしている。秋山氏にとって、これは極めて意義のある出来事だった。
「写真を撮ったのは私だが、撮影を終えて出版した後は、この写真集はまるで子供のように、自分で生まれ、自分で成長し、自分で自分の道を歩んでいる。今の私にとっては、その子供が突然大きくなって、私に会いに帰ってきてくれた感じがする。驚いてもいるし、うれしくもある。子供が突然立派な大人になったかのようだ」と秋山氏は手紙のなかで記している。
新しい写真集で、秋山氏は「寸草春暉」というパートで、中国の保護者たちが子供に付き添う姿をとらえた写真を選んでいる。そこに収められているのは、自転車の荷台につけた子供用シートで眠ってしまった孫の首をそっと抱きかかえる祖父、母親に手を引かれて石橋を渡っていく腹掛けをした南方中国の女の子、ほうろうびきの大碗に盛られたご飯を子供に一口ずつ食べさせる母親などの写真だ。「多くの写真は中国の親たちが子供を愛しんでいることが伝わってくる仕草であふれており、最初の一人っ子世代の子供達がとりわけ大切に育てられた環境が伝わってくるようにも思える」。
「38年を経て初公開されたカラー写真は、子供にゆかりのあるものだが、広大な中国の大きく変わりつつある社会形態を記録している。それらは今、埃を払われ、あなた自身とあなたの時代に捧げられている」と、出版元の青艸堂は編集後記で記している。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年6月3日
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